お知らせ
経済学科 必修科目「キャリア研究II」において課題解決プロジェクト発表会が行われました!
2023年12月5日
経済学科の必修科目「キャリア研究」は、IからIIIまでを3年間かけて履修します。
2年次で履修する「キャリア研究II」では、「キャリア研究I」で学んだ内容を踏まえ、「コミュニケーション能力」、「チームワーク力」、「プレゼンテーション力」、「論理的思考力」を高めることを目指しています。授業は、クラス別授業と全クラス合同授業とを織り交ぜて行われます。
2023年度は、コロナ禍で中止となっていた学年単位での発表会を新たな形で復活し、半期に1度実施しています。 2023年11月28日(火)の全クラス合同授業では、課題解決プロジェクト発表会が行われました。
この「課題解決プロジェクト」は株式会社マイナビが行っているもので、さまざまな企業から提供される課題をテーマにした企画アイデアコンテストです。
今回、経済学科の学生たちは、日本航空株式会社(JAL)が提供したテーマ「多くの人々やさまざまな物が自由に行き交う、心はずむ社会・未来の実現のために、日本航空が新たに取り組めることを提案してください。」に取り組み、5チームから次のアイデアが発表されました。
・樋口先生 クラス
「JALの持つ航空事業の強みを活かした災害地域や難民支援の提案」
空路を用いた支援物資の輸送を行う。JALが行っている航空事業以外のプロジェクトであるアパレルや農業を軸とした物資による支援を行い、困難な状況にある人々を救うというサービスを届ける。人とのつながりや縁を新たな価値として創造する。
・清水先生クラス
「『娯楽飛行機』の提案」
着席したままできるeスポーツやカードゲーム、ご当地のイベント・グルメを機内で体験する、機内からブルーインパルスの飛行を鑑賞するなど、目的地に到着するまでの時間を「娯楽」にする。旅の「予習」をすることもでき、旅行のワクワク感を高める。「飛行機の中」のエンターテインメント性を追求。
・加藤先生クラス
「『JALの未来事業~あなたの生活を守るJALテクト~』の提案」
JALテクトはJAL×PROTECTの略。コロナ禍等における自転車移動の可能性、ヘルメット着用が努力義務になったことに着目した。飛行機部品を再利用する実現可能性、技術力を生かした安全性、航空事業以外の事業で生み出す新たな価値創造という側面から、ヘルメットの生産を提案。
・岩間先生クラス
「日本航空を複合施設に!」
空港を「展示場」にし、待ち時間に付加価値を生み出す。ARや3Dなどの最新技術を使って、各地の絶景や文化、伝統などが体験できるコンテンツを作り、地域振興にもつなげる。また、マンパワーを「おもてなし」に集中させ、サービスの向上を目指す。
・稲田先生クラス
「機内食で地域活性化~自分でつくる機内食~」
地域のよさをその特産品(食べ物)から感じてもらいたいことから、自分でつくる機内食「JAL弁」の提案。オリジナリティーのある箱に、バイキング方式で名産品を使った料理を詰めていく。大人のリピーターを増やすねらいもある。
全チームの発表後、審査を務めた教員とマイナビの担当者から、各チームへ講評とコメント、アドバイスがありました。続いて、審査員と学生がそれぞれ採点と投票を行い、加藤先生クラスが優秀賞と学生賞の両方に輝きました。半谷学長から表彰状と副賞の記念品が手渡されました。
▲優勝した加藤先生クラスのチーム
前期「UIプロポーザル発表会」よりもレベルの高いテーマであったにも関わらず、全チームから実現可能性とオリジナリティーの高いアイデアが提案されました。また、教員や大勢の同級生の前でも物怖じせず、堂々とした発表ができているチームも多く、前期の発表会と今回の発表会に向けた事前のチームワークを通して多くの経験を積み、チームワーク力とプレゼンテーション力を大いに伸ばせたことがうかがえました。
各チームは発表会後、コメントやアドバイスを踏まえて修正したスライドを、さらに「企画書」として課題解決プロジェクトへ提出し、入選を目指します。審査結果は来年1月末に発表され、企画書に対する結果のスコアとフィードバックコメントがマイナビから届く予定です。
▲審査員をつとめた教員との意見交換(Q&A)の様子