地方の村で現地取材がしたい。特殊な素材で作品をつくりたい。でも、資金が足りない。そんな研究・制作活動を資金的に援助するのが、学生研究助成金制度。申請された研究・制作の計画を選考し、学生・グループに助成金を支給します。研究を進める上でのモチベーションにもなるでしょう。
学生研究助成金とは
この助成金は、学術研究や制作について、顕著な業績を挙げつつあると認められる個人、または、グループに対して、その申請に基づいて選考を行い、支給されるものです。
支給額は、1件につき5万円以内として、申請内容に対する研究助成金委員会の判定によって額が決められます。(ただし、委員会が必要と認め、学長がこれを承認した場合には、10万円を限度として増額することが可能です。)教員の指導の下での研究という条件を含め、申請にはしかるべき手続きが必要です。
学生VOICE
伊藤 大悟 さん 経済経営学部 経営学科3年(神奈川県・荏田高等学校 卒)
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経済面のサポートで、安心して研究に取り組める。
「かわ道楽」というサークルに所属し、大学周辺の岡上地域の環境保護に取り組んでいます。
助成金は、山での植生調査や川での生物調在の費用などに活用しました。 研究テーマや計画に基づき3月から活動をスタートし、約1年かけて調査したデータを報告書としてまとめました。教授や地域・流域共生フォーラムの職員の方々から、活動についての助言やサポートをいただきながら、自分が興味をもっている分野に特化した研究ができていることに感謝しています。
学生研究助成金による研究例
申請者 | 研究テーマ |
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和光大学かわ道楽 | 「和光大学・かわ道楽の保全活動についての長期的考察 |
熊上ゼミ | 福島県いわき市でのスタディツアーの実践から復興について考える |
佐口 清美 | 認知症高齢者と家族介護者の語りにおける強みの分析 |
池田 一穂 | パイプ(喫煙具)製作 |
研究報告会で発表
毎年12月に開かれる「学生研究助成金研究報告会」で研究や制作の中間報告を行い、それを最終的に論文にまとめることが求められます。
論文集『わたしたちの論文』へ掲載
提出された論文は、『わたしたちの論文』に掲載されます。