学生生活

障がい学生支援

修学支援基本方針

和光大学では、創立(1966年)以来、「開かれた大学」の理念に基づき、多様な学生が学んでいます。
障がいのある学生には、以下の基本方針のもと、修学支援を行っています。

基本方針
本学は、在籍する学生がみな、障がいの有無にかかわらず、相互に人格と個性を尊重し合いながら学べるよう、必要な修学上の支援を行います。障がいのある学生に対しては合理的配慮の考えに基づきサポートを行い、障がいのある学生、支援にかかわる学生、教職員がともに学ぶことで成長していく大学を目指します。

支援窓口
学生支援課が支援を希望する学生の窓口となり、支援にかかわる学生や教職員と連携した体制をとります。

合理的配慮とは・・
障害者が他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的人権を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適切な変更および調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものです。(国連障害者権利条約 第2条定義より抜粋)

和光大学における障がいのある学生への修学支援基本方針について

授業・学生支援

共通

希望者への入学前の面談、障がい者・学生の学内生活等に関する懇談会、入学登録・オリエンテーション時の情報保障(パソコンでの講話の文字化)

聴覚障がい学生への支援

ノートテイク制度、手話通訳制度、映像教材文字起こし制度

視覚障がい学生への支援

点訳制度、対面朗読、教材テキストデータ化制度

肢体不自由学生への支援

駐車スペースの確保、昇降機介助、ノートテイク制度

制度内容

聴覚障がいにかかわる制度

ノートテイク制度
ノートテイクとは、聴覚障がい学生や肢体(上肢)不自由学生の隣にノートテイカーが座り、先生が話したことなどの講義における音情報を要約筆記することを言います。
(ノートテイクには、手書きで要約筆記するものとパソコンに入力して要約筆記をするものの2種類があります。どちらを選択するかは利用者とノートテイカーで話し合って決定します)
ノートテイカーは和光大学の学生がその役割を担っています。例年、約20〜30名の学生が学生支援課に登録してノートテイクを行っています。また、学生支援課に登録してノートテイクを行った場合は、大学から謝礼金(1回1,000円)を支払っています。
詳細はこちらをご覧ください。

手話通訳制度
聴覚障がい学生を対象に、授業への手話通訳士の派遣を行っています。主に、演習などのディスカッションや発表が多い講義で使用されています。詳細はこちらをご覧ください。

映像教材文字起こし制度
聴覚障がい学生を対象に、授業で使用される映像教材(ビデオ・DVD)の音声情報(セリフ・ナレーションなど)を文字起こしする制度を実施しています。文字起こししたものは、プリントアウトして授業の前に提供します(データでの提供も可能です)。
詳細はこちらをご覧ください。

視覚障がいにかかわる制度

点訳制度
視覚障がい学生を対象に、授業で使用される教材を点訳する制度を実施しています。また、必要に応じて試験問題などの点訳も行っています。詳細はこちらをご覧ください。

対面朗読
図書・情報館では、視覚障がい学生の図書・情報館利用をサポートするために、対面朗読サービスを実施しています。
対面朗読室での朗読だけでなく、図書・情報館利用全般にわたってのサポートとして、「さとるくん」(図書・情報館資料検索システム)の検索や、一緒に書架に本を探しに行ったり、授業中に配布された資料を読んだり、辞書を引いたりなどさまざまなサポートを行います。詳細はこちらをご覧ください。

教材テキストデータ化制度
視覚障がい学生を対象に、授業で使用される教材をテキストデータ化する(パソコンの音声読み上げソフトに対応する形にする)制度を実施しています。テキストデータ化した教材は、データにて提供します。詳細はこちらをご覧ください。

サポート学生

各制度では、障がい学生へのサポート学生を募集しています。

ノートテイク制度 授業中、聴覚や肢体に障がいがある学生の隣に座り、1年または半期の授業期間で、音情報や板書を書き留めるノートテイカーを募集。謝礼あり。募集時期、詳細は学生支援課まで
対面朗読 視覚障がいの学生とペアと組み、1年または半期で、本やプリントの代読(朗読)、資料探しのサポートなどを行います。謝礼あり。募集時期4月、詳細は図書・情報館まで
情報保障団 情報保障団とは、4月の入学登録・オリエンテーションの際に、障がいがある学生に向けて、学長の話や案内などを文字情報化(パソコンに入力し、モニターに映します)し、障がいがある学生も同じように話が聞けるようサポートする団体です。12月くらいに結成の呼びかけがあり、1月頃から練習を行います。謝礼あり。詳細は学生支援課まで

施設・設備

視覚障がい学生向け

機器 図書・情報館 対面朗読室 拡大読書機
機器 図書・情報館 点字パソコン室 点字用パソコン(点訳・墨訳ソフト、音声読み上げソフト、点字キーボード付)、点字プリンター
機器 図書・情報館 メディアサロン OCR対応スキャナ(原稿自動送りタイプあり)
図書 図書・情報館 点字図書(新コンサイス英和辞典等事典類、その他)、視覚障害学生へのサポート関連の書籍、点字毎日
ソフトウェア E棟メディア室、図書・情報館 メディアサロン(貸出用ノートパソコン含む) PC-Talker 7Ⅲ(視覚障がい者向けスクリーンリーダー/音声読み上げソフト)

聴覚障がい学生向け

図書等 図書・情報館 ノートテイクや手話、聴覚障害学生へのサポート関連の入門書、ガイドブック、ビデオ等、日本聴力障害新聞
ソフトウェア 図書・情報館 メディアサロン(貸出用ノートパソコン) IP Talk 9t 63(聴覚障害者への情報保障ソフト) ※Windowsの一部のパソコン

お問い合わせ

学生支援課(A棟3F)
TEL:044-989-7490 FAX:044-988-7491
Mail:gakusei@wako.ac.jp


図書・情報館
TEL:044-989-7494
Mail:library@wako.ac.jp