体系的に深く学ぶ。
その成果が形になる。

認定プログラム

和光大学では、定められた科目を体系的に履修すると、卒業時にプログラム修了の認定証を授与する認定プログラムがあります。4年間の学びの目標にでき、やり遂げた成果を可視化することができます。就職活動などでも、自身が身につけた専門性をアピールにしやすくなるでしょう。ぜひ挑戦してみてください。

地域・流域プログラム(全学部・全学科生対象)

学部横断型のカリキュラムです。主として理論講義科目と実践型講義科目で構成され、川崎市岡上地域を中心として鶴見川流域に広がる豊かな自然環境と社会にふれながら、環境に関わる学問を体系的に学び、都市型環境保全の理論とスキルを身につけます。修了した学生は「流域環境士」として大学が認定します。地域社会に関わる仕事、NPO、環境関連団体で今後活動することをめざす学生に最適です。過去、2008年度文部科学省「質の高い大学教育推進プログラム」に選定された教育プログラムでもあります。

地域の自然を守り地域の人々とつながる能力を磨きます

これまでに大学や学生が培ってきた地域との協力関係を生かし、足もとの自然である鶴見川流域における保全活動などに取り組みます。プログラムにおける活動を支援する「地域・流域共生フォーラム」では環境教育指導者資格の講習会、地域の子どもや親子を対象にした自然学習活動なども行っています。

  • ホトケドジョウ

    絶滅危惧IB類のホトケドジョウ。和光大学の学生が保護しています。

  • どんど焼き

    町内会や地域のみなさんと和光大生が協力して開催するどんど焼き。

学生VOICE
大渕 凪生 さん  表現学部 総合文化学科2年(東京都・和光高等学校 卒)

  • 地域・流域プログラム

    環境や地域社会などに関心をもつきっかけになる。
    大学のそばにある鶴見川流域をテーマに、地域の環境や社会について実践的に学んでいます。
    歴史や地形などを踏まえ、どのような自然災害が起こりやすい場所なのかを考察し、必要な対策を考えています。また、かつて養蚕が盛んに行われていた理由なども知って、自分が住んでいる土地への興味や関心が増しました。このプログラムで得た知識や経験は、環境や社会づくりにおけるさまざまな課題解決に役立つものだと思います。

大学がプログラム修了者に認定する資格と、授与する認定証

●流域環境士 ●地域・流域プログラム履修証明証

「地域・流域プログラム」の詳細を見る

ジェンダー・スタディーズ・プログラム(全学部・全学科生対象)

歴史や文化など多角的な視点からジェンダー(※)に関する科目を系統的に履修し、所定のレポートを提出した学生に、卒業時に大学が「プログラム履修証明書」を発行します。 性によって生活経験や人生の可能性が異なる社会の問題性を理解し、より良い社会について考え、行動する力を養います。家庭や学校、職場などでジェンダーに関する課題発見・解決に役立ち、多様な働き方や生き方の設計に生かすことができます。
(※)ジェンダー…「男らしさ」「女らしさ」と表現されるような「性」に対する見方

高まりを見せる、ジェンダーに対する社会的意識

「プログラム履修証明書」は教員免許や司書資格などと違い、直接就職につながる国家資格ではありませんが、ジェンダー関連の知識を身につけることで、例えば会社の人事部、自治体や大学などの男女共同参画事業、公務員やマスコミ関係などの職業に生かすことができます。

学生VOICE
山口 汐音 さん  表現学部 芸術学科3年(東京都・小金井北高等学校 卒)

  • ジェンダー・スタディーズ・プログラム

    ジェンダーの視点から、アート作品の制作に挑めるように。
    友人がセクシュアリティの悩みを打ち明けてくれたことがきっかけで、「女らしさ」や「男らしさ」という固定概念が、人を苦しめる場合もあると知りました。
    ジェンダーについて学ぶということは、こうした固定概念から生まれる社会問題に気づき、解決に向けてアプローチできるようになるということ。私はアートを専攻しているので、ジェンダーの視点から考える力を大切に、一人の表現者として責任をもって作品を制作していきたいと思います。

プログラム修了者に授与する認定証

●ジェンダー・スタディーズ・プログラム履修証明書

「ジェンダー・スタディーズ・プログラム」の詳細を見る

言語研修プログラム(全学部・全学科生対象)

日本語・英語・中国語の言語研修プログラムがあります。日本語の言語研修プログラムは、外国人に日本語を教える日本語教師の資質を養うものとして設置され、所定の単位を修得すると「日本語教員養成プログラム修了証」が授与されます。英語・中国語は、言語圏の文化を学ぶとともに、一定の外国語能力を習得していることを認定するものになります。外国語運用能力を高めることができるため、広く世界に貢献する仕事をしたい学生におすすめです。将来の進学・留学、仕事にも役立つはずです。

異文化理解に基づく実践的なことばを話す・教える力を身につけます

このプログラムは、所定の総合文化学科専門科目の単位修得により認定されますが、他学科の学生も履修することが可能です。

  • 3種類の
    プログラム

    日本語教員養成プログラム

    外国人への日本語教育の基本を学びます。

    英語研修プログラム/中国語研修プログラム

    文化を学びながら、実践的な外国語能力を身につけます。

学生VOICE
大原 礼奈 さん  表現学部 総合文化学科4年(東京都・中央学院大学中央高等学校 卒)

  • 地域・流域プログラム

    日本語を教えるための知識や技術、経験が積めた。
    5歳から9歳まで中国で暮らしていたので、帰国後うまく日本語が話せなかった私に寄り派い、日本語を教えてくれた先生はとても心強い存在でした。
    大学入学後、今度は自分が来日した外国人や留学生を支えたいと思い、日本語教員養成プログラムを履修しました。日本語の歴史や文化、語彙、音声・音韻などについて学びを深めました。留学生と交流する機会もあり、外国人から見た日本や日本との違いを知るなど、異文化理解に必要な経験ができたのもよかったです。

プログラム修了者に授与する認定証

●各プログラム履修証明証