地域・流域共生フォーラム
【8/27~29】『みんなで楽しく水辺を知ろう!〜川に学ぶ体験講座〜「RACリーダー養成講座」』
2024年8月27日(火)から29日(木)までの3日間、「鶴見川流域ネットワーキング」からお招きした中原優人講師の指導により、学内および鶴見川を会場に『みんなで楽しく水辺を知ろう!
RACとは定評ある全国団体「NPO法人、川に学ぶ体験活動協議会River Activities Council」の略称で、活動の一環として子どもたちが川で安全に楽しく遊び、自然体験を通じた学び体験を通じた学びを得るためのリーダー育成を行っています。今年は環境教育や自然ボランティア活動に関心のある学生、教員が受講しました。
講習会初日は座学で、公害汚染の時代を経て環境浄化が進み、川に学ぶ体験活動が再注目されるに至った経過と政策動向、川の潜在的な危険と体験活動の意義、鶴見川流域の開発と洪水の歴史、治水のためのさまざまな取組の現段階など、多くについて学びました。午後は当フォーラムの代表、岩本教授による岡上地域や鶴見川への和光大学の関わり、地域・流域プログラムの取り組みの歴史などについての講義を聞いて、学生の主体性をこのRAC講習会も含め様々な形で応援する大学の姿勢への理解を深めました。
▲座学の様子
2日目、午前はAEDを用いた心肺蘇生法のレクチャーを実演して、溺れた人への対処法を学びました。そして映像教材を使った周囲の安全確認の学修では、川の事故ならではの配慮点への言及が印象に残りました。胸部圧迫には意外に力が必要なことも、体験的に学びました。
▲レスキューの実演の様子
午後は大学のプールで救助の仕方を学びました。当日は天候に恵まれず延期の予定でしたが奇跡的に天候が回復し、救助のためのペットボトルフロートやロープワーク実習を行いました。さらに「Eボート」に空気に入れて浮かべ、操作やかじとりの指示の出し方、溺れた人への対処法、撤収のやり方を学びました。
▲プールでの実習の様子
3日目の午前は鶴見川での生物調査と、川での安全な子ども指導を学ぶための流水の働きや河川の構造を学びました。「がさがさ」と投網により採集した生き物を同定して鶴見川の豊かな自然を再確認し、加えて岩盤のすべりやすさや川底の複雑な地形などの潜在的な危険についても実地で確認しました。午後は気象庁ナウキャストやキキクル、Yahoo天気・
なお、
▲川での実習の様子