地域・流域共生フォーラム
【8/20、25】南町田「つるまの森 昆虫観察会」にて当フォーラムの教職員が活躍しました。
2021年8月20日(金)、25日(水)の両日、 南町田グランベリーパークの大型ショッピングセンターに隣接する 「鶴間公園つるまの森」で、 TSURUMAパークライフパートナーズ主催、 まちライブラリー・南町田子どもクラブつみき共催の「 つるまの森子ども自然教室」が開催されました。地域・ 流域共生フォーラム代表岩本教授と齋藤職員が、 お手伝いに参上しました。
20日の昼の部に参加した岩本代表は、 主催者が段取りしたガイダンスにつづき「つるまの森子ども自然教室」に参加。 子どもたちや親御さんが、 主催者が用意した教材で里山の基本的な樹木の学習に熱中している 傍らで、岩本教授はカマキリを捕まえて子どもたちに披露しました。
20日の昼の部に参加した岩本代表は、
1時間ほどの観察の後、冷房の効いた建物内に引き揚げて、 ひと休み。引き続き「まちライブラリー」 を会場に開催された振り返りの時間に岩本代表は、草花あそびの「瞬間芸」を2種類ご披露して、注目を集めました。

▲慣れた手つきでカマキリを捕まえる岩本教授。
この日の夜の部は、「ライトトラップ」や「バナナトラップ」 などを用いた夜の昆虫採集で、齋藤職員が講師として参加しました。 ナナフシ、蛾やカメムシなどさまざまな昆虫が見つかりましたが、 最後に齋藤職員からクワガタの隠れ場所の紹介があり、子どもも大人も大興奮でした。
▲夜の昆虫を探している様子。
翌週25日のお昼の部でも、齋藤職員が講師を務め、例によって主催者の紙芝居でつるまの森の樹木について事前学習。 それから現地に移動して、探検しながら実物を探しました。 齋藤職員は、樹木以外の昆虫やその場の植物について紹介し、 子どもたちは大盛り上がりでした。

▲ライブラリにて植物のお話。
今回の連携が実現したそもそものきっかけは、 2005年度に川崎市に属する和光大学の裏山が「岡上和光山」 の名称で市のみどり保全条例の保存林指定を受けたことです。
これが画期となり、学内的には共通教養科目「里山保全の理論」「 里山保全の実際」授業や、和光大学ならではのクロスカリキュラ― な単位修得制度を生かした「地域・流域プログラム」 の文科省GP認定、それを受けた本、地域・流域共生センター( 現、フォーラム)設立など、「足元の自然」 に着目したさまざまな和光大学の地域連携の取り組みが始まりまし た。あれから16年、 当時の緑政スタッフから思いがけず協力要請をいただきました。 ご縁の大切さを再認識しました。
和光大学、地域・流域共生フォーラムは、 これからもこの地域ならではの「足元の自然」の魅力を発信し、 皆さまのニーズに応じた質の高い環境学習のお手伝いに取り組んで まいります。引き続き、ご支援をよろしくお願いいたします。