地域・流域共生フォーラム
2021年3月15日(月) 麻生川の冬鳥調査に参加しました。
活動報告
自粛太りなるものを経験し5㎏ほど太りました。もしかしたら年齢のせいもあるかもしれませんが齋藤(兄)です。お久しぶりでございます。
だいぶ暖かくなり所によっては桜が咲き始めました。和光大学の桜はあともう少しで開花するかな?といった感じです。
さて今回は遡ること1月末のお話になりますが、麻生川の冬鳥調査に参加してまいりました。これは1月頃に鶴見川の支流である麻生川でどんな鳥がどれくらい見られるのかを調べるというもので例年、和光大学の教授さんと学生さんが調査を行っているのですが昨今の感染拡大防止のため今年は教授さん2名と私の合計3名で調査を行いました。
スタートは麻生川と鶴見川が合流する恩廻し公園!まずは「ドバト」の群れがお出迎え。
主に駅前で沢山見られるハトで基本的にビルやマンション団地のベランダなどに巣を作ります。巣の周りは糞だらけになるので、これに困っていらっしゃる方は多いと思います。もともとは断崖絶壁に巣を作る種類のハトなので彼らにしてみればこういった高い建物は巣を作るのにうってつけなわけです。
お次は「キセキレイ」。名前のとおり黄色いセキレイの仲間。ここ麻生川で見られるセキレイの仲間といえばハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイ、タヒバリあたりではないかと思います。
「コサギ」が足をうまく使って草陰に隠れる魚を探っていました。他にもカワウの後をつけておこぼれを狙ったり釣り人から魚をもらおうとしたりサギの仲間は色んな方法で魚を捕まえる方法を見せてくれるので観察すると楽しいです。
同じサギの仲間の「アオサギ」も見られました。名前に青とありますがどちらかといえば青みがかった灰色で、この子は色が薄いのでもしかすると若鳥かもしれません。
夜でも飛ぶ姿や魚を捕まえる様子を見ることがあります。私は1度だけ夜にナマズを捕まえた瞬間を見たことがあります。
「コガモ」も見られました。名前の通り小さいカモの仲間。ホイッスルを鳴らしたような愛らしい声で鳴きます。
「カルガモ」も見られました。冬にやってくるカモたちですが、このカルガモは暖かい時期に寒い地方へ行くことなく1年中見ることができます。
日本といえばな鳥の1種「スズメ」。主に人家の戸袋や屋根裏などの隙間に巣を作りますが、稀にオオタカなどの巣の下に巣を作ることもあるみたいです。他の生きものが寄り付かない生きものの住処を利用するんですね。
ボヤけた1枚になりましたが「アオジ」かな?と思います。藪の中に隠れていることが多く「チッ!チッ!」と力強く鳴きます。
序盤で名前が出ました「セグロセキレイ」ですね。開けた水場でよく見かけます。後で登場するハクセキレイと似てますが、セグロセキレイは顔の黒の面積が多く、鳴き声はハクセキレイの鳴き声よりも「ジュジュ!」と濁った声で鳴きます。
柿生駅あたりまで来たところで「キジバト」に会えました。駅前にいるドバトと違い、こちらは雑木林のような所を好みます。ペアで見かけることが多く仲睦まじい様子を見ることができます。
「ハクセキレイ」です。調査序盤から姿は確認していたのですが、中々写真に収めることができず、ようやくとらえることができました・・・。今回紹介したセキレイの仲間の中で見かける機会が多く、駅前や人通りが多いような所でもヒョコヒョコ歩いていることがあります。
今回の調査とは関係ありませんが「ナマズ」を見ることができました。そろそろ産卵のシーズンですね。麻生川は比較的ナマズを見かけることが多く、コイに紛れてたまーに泳いでいたり、写真のように川底に横たわっている姿を見ることができます。
「マガモ」に会えました。鴨鍋でお馴染みのカモですね。オスは写真のように頭が緑色ですぐに見分けができますがメスは茶色で地味な姿な為、カルガモと見分けるのが難しいです・・・。
昔はオナガガモも見られたのですが最近はめっきり見なくなりましたね。
鶴見川の中流に行けば見かけることがあります。
マガモとカルガモがややこしくなる要因の1つなんじゃないかなぁと思っております。「マルガモ」がいました。(写真下の子です。)これは図鑑に載ってる名前ではなく、マガモとカルガモの交雑種でマルガモというのは通称の呼び名です。この子は頭にマガモの特徴である緑色の頭が所々に出ているので分かりやすいのですが、メスのマルガモはマガモなのかそうでないのか区別が本当に分かりにくいです・・・。
今年は会えないか・・・!と思いきや会えました!「カワセミ」です。大学生になるまでこの鳥は山奥に行かないと会えないと思っていましたが、今ではすっかり印象が変わりました。
「ツグミ」が水浴びをしていました。普段は開けた空き地や公園で見かけます。立ち止まると背伸びしたような姿勢になります。この子は冬鳥なのでそろそろ見納めですね。
麻生川の最上流で最後に出会えたのは「シジュウカラ」でした。実はこの時、ウグイスも近くにいたのですが残念ながら撮影には至れませんでした・・・。
もちろん、今回紹介した鳥たち以外の種類も確認することができました。例年に比べると見つかる種類よりも数がやや少なかったのかなぁという印象でした。この日だけたまたまそういう日だったということもあるかと思いますが今回の調査では鳥たちも自粛の日だったのかもしれません。
長い紹介記事になってしまったので今回はここまで!次回は相変わらずの神出鬼没になるかと思いますが気長にお待ちいただけるとこれ幸いです。
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもありますので、体調管理にお気をつけていただけたらと思います。ではノシ