お知らせ
経済学科・伊藤隆治先生が環境芸術学会の学会賞を受賞しました
2025年1月8日
経済学科の伊藤隆治先生(専門 エンターテインメント経済学)が環境芸術学会の2024年度学会賞を受賞しました。
伊藤隆治先生の「福島県小名浜周辺地域における2000年以降に展開した一連の環境芸術に関わる業績」が今回の受賞の対象となりました。
同賞は、環境芸術学の学術的前進、表現の進展、各種社会貢献、啓発、学会運営に対する貢献などへの功績を顕彰するもので、2024年12月14日、15日に水戸市民会館で開催された第25回大会で受賞式と記念講演会が行われました。
▲受賞式と記念講演の様子
伊藤隆治先生は、環境芸術及び環境デザインをベースにした地域の特性、特徴や、エンターテインメントを活かした地域活性の在り方を研究、活動の主体として活動を続け、2001年より福島県いわき市小名浜にある環境水族館「アクアマリンふくしま」のデザイン総合監修に携わり、翌年よりデザイン顧問を務め、施設のデザイン、芸術的表現の重要性、従来のかたちにとらわれない水族館として、展示の創出に携わってきました。
2003年環境芸術学会第4回大会ではアクアマリンふくしまを会場として開催し、これを機に「小名浜国際環境芸術祭」として毎年継続して開催、今年度2024年には第21回を迎えました。
伊藤先生は当初より小名浜国際環境芸術祭アートディレクターとして総合監修し、この中でも「地域から発信するアートのかたち」をテーマに『大漁旗アート展』を立ち上げる他、数々の企画を展示、運営し、地球環境の保全や海洋資源の大切さなど、持続可能な資源の利用を続けるためにアートを通してアプローチを行ってきました。
今回の受賞はこの一連の活動が評価されました。
環境芸術学会
環境芸術学会は「環境芸術」の社会的役割と実践的行為を対象とした創作活動と理論研究を行ない「環境」という概念を新しい視点から再定義し、芸術・デザインが置かれている立場の展望を明確に行うことを意図する学会です。
https://iead.org