お知らせ
総合文化学科・酒寄進一先生 翻訳『ケストナーの戦争日記 1941-1945』が出版されました
2024年8月21日
総合文化学科・酒寄先生が翻訳した、エーリヒ・ケストナー著『ケストナーの戦争日記 1941-1945』が2024年8月21日に出版されました。
みなさま、是非お手にとってご覧ください。
また、今回の出版に関連して、『「もはやない」状況と「まだない」状況―ケストナー没後五十年に』と題し、『図書』(2024年8月号)への寄稿と、出版記念講演(教文館ナルニア国)もありますので、そちらも是非ご覧ください。
『ケストナーの戦争日記 1941-1945』
「決めたぞ。戦時下の日常で起きた重要なことを、きょうからひとつひとつ書き残すことにする。」(一九四一年一月十六日)――戦時下に密かにつづられた日記。第三帝国の下劣さ、馬鹿らしさを批判し、空襲や迫害など戦争の中の日常を鋭い観察眼で描いたこの記録から、今わたしたちは何を読み取ることができるだろうか。
<岩波書店WEBサイト 書籍紹介ページより>
著:エーリヒ・ケストナー
訳:酒寄 進一
発行:岩波書店
価格:5,060円(税込)
ISBN:9784000616515
【岩波書店WEBサイト 書籍紹介ページ】
https://www.iwanami.co.jp/book/b649629.html
『「もはやない」状況と「まだない」状況―ケストナー没後五十年に』
『図書』(2024年8月号)
【岩波書店 WEBマガジン「たねをまく」】
https://tanemaki.iwanami.co.jp/posts/8201
酒寄進一先生講演会 "ケストナーの覚悟、ドイツの覚悟"~『ケストナーの戦争日記1941-1945』出版記念~
エーリヒ・ケストナー没後50年の今年、彼が戦時下で密かに綴った日記(通称:青い本)の邦訳が出版されます。この日記の存在は知られていましたが、2018年にドイツで編集・刊行されるや大きな話題となりました。本書はその日記部分の全訳です。
第三帝国の下劣さ馬鹿らしさを批判し、戦争の中の日常、戦時下や終戦を境にあらわになる人間性を鋭い観察眼で皮肉たっぷりに描いた記録から、2024年を生きる私たちは何を読み取ることができるのでしょうか。
文学や歴史の観点からも一級の資料であり、またケストナーの諸作品を理解する上でも重要な本となる『ケストナーの戦争日記』を、翻訳者の酒寄進一さんに読み解いていただきます。
<教文館公式サイトより>
日時:2024年9月4日(水) 午後6時~7時半
会場:教文館9階ナルニア国店内
〒104-0061 東京都中央区銀座4-5-1
定員:40名(大人対象/小学生以下不可・託児なし)
参加費:1500円
お申し込み方法など、詳しくは教文館公式サイト「ナルニア国のお知らせ」よりご覧ください。
https://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/archives/info/