お知らせ
経済学科 必修科目「キャリア研究II」においてUIプロポーザル発表会が行われました!
2024年7月9日
「キャリア研究」は経済学科の必修科目です。
2年次で履修する「キャリア研究II」では、1年次「キャリア研究I」で学んだ内容を踏まえ、「コミュニケーション能力」、「チームワーク力」、「プレゼンテーション力」、「論理的思考力」を高めることを目指しています。授業は、クラス別授業と全クラス合同授業とを織り交ぜて行われます。
2024年7月2日(火)の全クラス合同授業では、「大学の新たなUI(ユニバーシティ・アイデンティティ)」のアイデアを競い合うコンペティションが行われ、経済学科の教員が審査員を務めました。
和光大学は「異質力で、輝く。」をUIとして掲げていますが、今回、学生たちからどんなアイデアが出たのでしょうか?
合計6チームから次のアイデアが提案されました。
「未来への架け橋」(岩間先生クラス)
和光大学での学びや経験を通じて、広がる未来の可能性の象徴として「架け橋」という言葉を選んだ。大学には自分の未来につながるものが散りばめられており、あとは自分自身がその橋を完成させ、未来を切り開く、という意味が込められている。
「Open your new field」(梶原先生クラス)
学生自身が学びたいことを学べること、その環境が整っていることをアピールする狙いがある。教員と学生の距離の近さ、講義バイキングによる学びの深化や他学科生との交流から、新たな発見をしてほしい。進路が定まっていない人や自由な学びをしたい人に向けたUI。
「興味のままに 大学生活」(加藤先生クラス)
学部学科の枠にとらわれない和光大学の「講義バイキング」。講義バイキングのメリットについて学生にアンケートを行い、分析。「新たな知識を得られた」という回答が最も多く、「バイキング満腹者」の時間割は興味関心で埋め尽くされていたことから「興味の赴くまま」という表現にたどり着いた。
「掴み取れ理想の自分」(合田先生クラス)
理想の自分とは何かを考え始めると、「まだわからない」「将来が心配」など、不安が生じる。和光大学の強みは、異質力あふれる授業やその他のプログラム、学生による自由な活動であると整理し、「最初から決める必要はなく、和光に入ってから見つければよい」という思いを込めた。
「知を纏え、和光生」(清水先生クラス)
短くシンプルなフレーズを意識した。講義バイキングを通してさまざまな知識を身につけていくことに着目し、「纏う」という言葉を使うことに。「纏う」という表現によって、学問が自分自身と一体のものであることを表し、他大学との差別化を図り、和光大学の異質力をPRするねらいがある。
「知識の大航海時代」(吉本先生クラス)
講義バイキングによって知識の海を冒険してほしいという思いを込めた。現代経済史の授業において扱った大航海時代から着想を得て、講義バイキングをアピールしたいことから「知識の」とした。和光大学で学ぶ知識の広大さや多様性を表現している。
各チーム、発表の後には審査員との質疑応答が行われました。
最後に、審査員と学生による投票が行われ、合田先生クラスの「掴み取れ理想の自分」が教員の選ぶ優秀賞と学生の選ぶ学生賞とに輝きました!
発表の内容はもちろん、チームワーク力が高く評価され、見事両方の賞を勝ち取りました。
▲経済学科長 日臺先生からの表彰状授与
▲左から合田先生、合田先生クラスの発表チームメンバー、日臺先生
審査員と学生投票の結果は非常に僅差で、前期での発表会にもかかわらず、甲乙つけがたいハイレベルなコンペティションとなりました。
また、どのチームも緊張に負けず堂々と発表できており、Q&Aでの返答も完璧でした。
さらに、優勝チームのメンバーからは、今回の発表会に向けた準備回でのグループワークを通して新たな友だちができ、協力して物事を進められたという前向きなコメントがありました。メンバー間で新たな絆が生まれたこと、そしてチームワーク力を向上できたことがうかがえ「キャリア研究II」の目標達成を目の当たりにすることができました。
発表会終了後、学生からはさっそく教員へ「他クラスのスライドを参考にしたいのでスライドを共有してほしい」「先生たちからの講評(良かった点、改善点)を改めて文章にまとめて配布してほしい」という熱意ある要望が届き、「次こそは自分のクラスが優勝する」という強い意志が感じられました。
学生たちの目は、早くも後期の発表会を向いているようです。後期「課題解決プロジェクト発表会」ではさらなる激戦が繰り広げられそうです。今回の発表会で大きく成長した学生たちのさらなる飛躍に期待を隠せません。