お知らせ
ベトナムで開催された「国際交流トークショー」に経済学科・加藤巌先生が登壇しました
2024年3月27日
ベトナムの FPT 大学(ハノイ校)において国際交流をテーマにしたトークショーが開催され、経済学科の加藤巌教授がゲストスピーカーとして参加されました。
加藤先生から当日の様子を教えてもらいましたので、ご紹介します。
2024 年 3 月 12 日、私(加藤)は 2 人のゲストスピーカーの内の 1 人として参加しました。
もう 1 人のゲストスピーカーは、マレーシア在住の松田朋子さん(2022 年度地域連携プロジェクト(国際理解教育)共同研究員)でした。
今回のトークショーは、FPT 大学講師のラム先生と学生たちが運営を担ってくれました。とくに 3 人の FPT 大生(日本語学科)が見事な日本語を駆使して司会と通訳を務めてくれたので、進行が大変円滑でした。
事前に用意された質問に対して 2 人のゲストが回答する形でトークショーは進みました。私は「国際交流を円滑にするためのコツ」について話しました。「郷に入っては郷に従い」つつ、現地語が不得手でも「積極的に話す」こととの大切さを伝えました。
一方、松田さんは「人々の時間感覚の違い」について話しました。当然ながら、一日は 24時間です。そこで、地球上の皆が「時計時間」で暮らしています。しかし、国や地域が異なると、人々の時間感覚には大きな隔たりがあるとのことでした。
松田さんは、受講者へ「約束に少し遅れる」といった場合の「少し」は、果たしてどれくらいでしょうかと問い掛けていました。松田さんの暮らすマレーシアでは 30 分程度の遅刻は許容範囲だそうです。ある時など、マレーシア人の親友が 2 時間遅れでやって来たので、その時間間隔のおおらかさに驚いたそうです。
トークショーの受講者の多くも、「時計時間」で暮らす現代人が持つ「時間感覚の曖昧さ」は面白い研究テーマになり得ると感じたようです。質疑応答では様々な形の「時間感覚」について質問が寄せられていました。
こうして 2 時間余りのトークショーは、時折の大笑いを含みつつ成功裡に終了しました。
最後に、この場をお借りしてトークショーの運営に携わっていただいた FPT 大学の教職員、そして学生の皆様に御礼を申し上げます。ありがとうございました。
経済学科教授 加藤巌
▲司会と通訳を務めてくれた3人のFPT大生たち(日本語学科)と記念撮影
▲国際交流トークショーのポスター
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