お知らせ
総合文化学科・酒寄進一先生 翻訳『十六の言葉』が出版されました
2023年9月20日
総合文化学科・酒寄先生が翻訳した、ナヴァー・エブラーヒーミー 著『十六の言葉』が出版されました。
版元の駒井組は、本学非常勤講師で「若者文化論」の授業を担当し、古典の魅力を講義している駒井稔先生が代表を務める出版社です。
みなさま、是非お手にとってご覧ください。
[2023/11/9追記]
以下の動画がアップされました!
酒寄 進一 × 駒井 稔 21世紀世界文学の最先端『十六の言葉』(ナヴァー・エブラーヒーミー 著 酒寄進一訳 駒井組)の魅力を語る
https://www.youtube.com/watch?v=mX40x5yfmD0&t=50s
『十六の言葉』
<内容紹介>
21世紀世界文学の最先端がここに。
ドイツ語圏の移民文学の旗手が書いたデビュー作、ついに邦訳。三つの文学賞を受賞した注目の小説。
イランで生まれドイツで育った女性モウナーが主人公。彼女の心の軌跡が大変見事に描かれた作品です。
祖母の葬儀に出席するために母とイランに戻ったモウナーは、その旅の間に自分の人生を振り返ります。イスラーム文化とドイツ文化のはざまで、自分を見失うことなく生きていく重要性を改めて認識するのです。思い出すのはもちろん亡くなった祖母のこと。仲のよかったドイツ人の旧友のことも記憶に蘇ります。父はイランからドイツに亡命し、最後は失意のうちに亡くなりました。20代でしばらくイランで過ごした時に知り合った人たち。やがて自らの出生に関わる衝撃的な事実が明かされることになります。
著:ナヴァー・エブラーヒーミー
訳:酒寄 進一
発行:駒井組
価格:2,200円(税別)
ISBN 978-4-911110-00-3