お知らせ
総合文化学科・小林茂先生 監督/撮影作品『風の波紋』『阿賀に生きる』『阿賀の記憶』が各地で上映されます
2022年2月2日
総合文化学科の小林茂先生が監督/撮影された作品『風の波紋』『阿賀に生きる』『阿賀の記憶』が、以下のとおり各地で上映されます!
お近くの方はぜひご覧ください。
『風の波紋』
監督:小林茂
撮影:松根広隆
公式サイト:http://kazenohamon.com/theater/
【作品解説】
舞台は越後妻有(えちごつまり)の里山。この雪深い村に都会から移り住んだ木暮さん夫婦は、茅葺き屋根の古民家を修復し、見よう見まねで米を作って暮らしてきた。ゴリゴリと豆を挽いてコーヒーを淹れ、野山の恵みを食卓にならべる。草木染職人の松本さんは、山桜で染めた糸を夫婦並んで手織りする。色鮮やかな着物が仕立てあがるころ、娘さんが成人式を迎えた。
悠々自適、気ままな田舎暮らしに見えるけれど、ときに自然はきびしい。冬ともなれば雪がしんしんと降り続け、来る日も来る日も雪かきに追われる。ひとりでは生きられない。茅葺きや稲刈りも協働作業だ。木暮さんのまわりには不思議と個性ゆたかな仲間が集まり、ことあるごとに囲炉裏を囲んで宴がはじまる。歌と笑い、もちろんお酒もかかせない。そうやって、ここでは新しいかたちの「結(ゆい)」がゆるやかに息づいている。
ある春の朝、大きな地震がおきた。木暮さんの家も全壊したが、彼は再建を決意する――。
【場所】
湯本駅前ミニシアターkuramoto(福島県いわき市)
【日程】
2022年2月22日(火)、2月24日(木)~25(金)、3月1日(火)~4日(金)、3月8日(火)~10日(木)
『阿賀に生きる』
監督:佐藤真
撮影:小林茂
公式サイト:http://kasamafilm.com/aga/
【作品解説】
映画の主役は3組の老夫婦。かつては鮭漁の名人で田んぼを守り続ける長谷川芳男さんとミヤエさん、200隻以上の川舟を造ってきた誇り高き舟大工・遠藤武さんとミキさん、餅つき職人で仲良し夫婦の加藤作ニさんとキソさん。佐藤監督ら7人のスタッフは、3年にわたり川の流域に住み込み、田植えを手伝い、酒を呑みかわし、阿賀の人々の暮らしに寄り添って撮影しました。
生きる喜びに溢れた豊かな暮らしが映し撮られた生の記録は、全国から支持を得て1400人余りのカンパを集めて完成。日本全国で上映され、自らの人生と風土を見直す賛辞がうずまき一大ブームを巻き起こしました。
封切から20年が経ち、この映画を未来に残したいと再び募金が集まりました。そして『阿賀に生きる』は時を超えて16ミリニュープリントで21世紀に甦ったのです。自然とともに生きる人間の力強さを描いた本作は、いま未来への一筋の光を指し示すでしょう。
【場所・日程】
国立映画アーカイブ(東京都中央区京橋)16mmフイルム上映!
2022年2月8日(火)15時から、2月25日(金)18時から
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/japanese1990s202201/#ex-58230
【場所・日程】
海外配信(2022年1月17日から2月6日)
2. Living on the River Agano (1992, dir SATO Makoto)
https://yidff.jp/2017/cat101/17c104-e.html
『阿賀の記憶』
監督:佐藤真
撮影:小林茂
予告編:https://www.youtube.com/watch?v=O1ttinAJ8T
【場所・日程】
座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル
映画祭公式サイト:http://zkdf.net/program/1004-2/
映画祭公式Twitter:https://twitter.com/zkdf_net/status/1482585669382066181
2022年2月9日(水)11:30~
上映後トークイベント ゲスト:小林茂(本作カメラマン ※オンライン参加)、 山崎裕(プログラムディレクター)