お知らせ
2019 フィールドワーク報告
「フィールドで学ぶ(国外)」の授業の一環で、2019年9月初旬から
14日間の日程で、ヨーロッパでのフィールドワークを実施しました。
滞在したのは、ベルギーのブリュッセル、フランスのパリとストラス
ブールで、参加した学生は、1年生7名、2年生4名、そして4年生1名の
計12名でした。
今年度のフィールドワークでは、「戦争の歴史とヨーロッパ統合を
考える」をテーマとして掲げ、事前学習では①ヨーロッパにおける
世界大戦を中心とした「戦争の歴史」について調べる班、そして
②「ヨーロッパ統合」の過程とEUの仕組みや課題について調べる班に
分かれて準備をしました。
現地では、世界大戦の際のさまざまな出来事の舞台となった場所を
訪ね、そうした歴史を記録・記憶し、継承する記念館も見学しました。
また、ヨーロッパ統合の過程、そしてEUの現状と課題について、
知見を深めてきました。
☆パリとその近郊

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(左) シャンゼリゼ通り 凱旋門に向かって移動中
(右) 凱旋門にある無名戦士の墓 (第一次世界大戦)
▲ヴェルサイユ宮殿 鏡の間
1871年のドイツ帝国の成立宣言や第一次世界大戦の講和条約の調印が行われた


▲1942年にフランス警察がユダヤ人を大量に検挙したヴェルディヴ事件で
犠牲になった子供たちの記念碑。名前と年齢が記されている。
☆シルメック [アルザス]

▲ナッツヴァイラー強制収容所跡
☆ブリュッセル


(左) ブリュッセル 欧州議会の議場
(右) Parlamentarium EUについてマルチメディアを使って紹介


(左) 欧州理事会・EU理事会の本拠地「ヨーロッパ・ビル」内の記者会見場
(右) 欧州歴史館 (House of European History)
☆ストラスブール


(左) 欧州議会の本会議を傍聴
(右) トラムで国境を越え、ドイツの隣町ケールへ
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(左) ストラスブールとケールを結ぶ「ヨーロッパ橋」で国境を跨いで立つ
(右) 橋の中央にある国境を示すプレート 左のDがドイツ、右のFがフランス

▲ストラスブール大学日本学科の大学院生と交流
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滞在中はさまざまな出来事にも直面しました。例えば、パリでは
大規模ストライキで公共交通機関が大幅に乱れたため、移動するのに
苦労した日もありましたが、それもまた良い経験になりました。
電車に乗ったり、買い物をしたり、ただ街を歩いたりするなかでも、
さまざまな気づきがあったと思います。非日常のなかで、常にどこか
緊張しながら過ごした日々でしたが、多くのことを吸収することが
できたフィールドワークとなりました。
中力 えり(和光大学 現代社会)