お知らせ
経済学科必修科目「キャリア研究」4年生による就活体験発表会が行われました!
2025年12月5日
2025年11月25日(火)の経済学科必修科目「キャリア研究IIIb(※)」(合田菜実子先生担当)では、4年生3名が、3年生に向けて就活体験を発表しました!
経済学科必修科目「キャリア研究」就活体験発表会
▲授業担当の合田菜実子先生
1人目は、小売業(スーパーマーケット)に内定した眞鍋さん。
同業種でのアルバイト経験から、地域の皆さんの衣食住を支え、地域に信頼されるスーパーマーケット業界に魅力を感じ、志望したそう。今もアルバイトを継続しており、どうすれば信頼される店舗責任者になれるか、近くでよく観察しているそうです。
眞鍋さんの内定までの道のり、自己PRは・・・!?
1、2年次 大学の授業に集中
自分の関心の幅を広げる、そして就職活動の際に焦ることのないよう、できるだけ多くの授業を履修し、単位を修得することを心掛けたそうです。
3年次 就職活動に向けて動き出す
春にインターンシップに参加し、夏には複数の説明会に参加。
11月頃に2回目のインターンシップに参加し、ここで内定先の説明を聞いて惹かれたそうです。
その後、1次選考、面接を経て内定を獲得!
自己PRは「時間厳守」と「根気強さ」
時間管理を徹底していて、プライベートの予定でも予期せぬことが起きて慌てないように30分~1時間の余裕を持って行動しているそう。
スポーツを続けてきた経験から根気強さがあり、辛い場面を乗り越えた記憶を思い出すと、やる気が出てくるという言葉には、聴講していた教職員も感心していました。
2人目は、アパレル業界に内定したユージンさん。
もともと服が好きだったユージンさん。アパレルは、人に自信を与え、豊かな自己表現を手助けできると感じ、そのような変化に寄り添える仕事がしたいと、この業界を志望したそうです。
また、知人のアパレル企画に携わった経験と、「キャリア研究」の課題解決プロジェクトにおいて自身の提案した企画が表彰されるなど、企画力が自分の強みであると気づいたことも大きなきっかけでした。
20社ほど受け、内定を得た企業の中から、自分でブランドを立ち上げることができるなど挑戦的な環境があった企業に入社を決めたそう。
ユージンさんからの後輩へのアドバイスは・・・!?
「なんとなく受ける企業を減らす」
数をこなすより、興味がある企業にしっかり時間を使い成功率を上げよう!
「面接は会話」
テンプレートのように話すのではなく、素直に受け答えをしたほうが面接官の印象に残る!
「ESよりも逆質問に全力投球」
面接官からの逆質問は、自分の意欲をアピールしたり不安を解消する絶好のチャンス!
「アルバイト経験で差をつける」
その業界ならではの自分の強みがあるとなおよし!アルバイトの経験をもとに具体的に話すと周りの学生に差をつけられる!
3人目は、物流業界の総合職に内定した細野さん。
物流に付加価値をつけて提供するという内定先の企業理念に共感し、インターンや説明会を通じて、働く人の熱意と誠意を感じたことが決め手だったそうです。
物流センターの管理業務は、設備や在庫の管理からデータ分析まで多岐に渡り、なかなかイメージしづらいところもありますが、物流の土台を支える仕事を楽しみにしているという細野さん。
細野さんの「自己PR攻略法」とは・・・!?
結論を明確に!
根拠として具体的なエピソードをたくさん盛り込もうとすると、結局何をアピールしたいのか、結論が迷子になることも。結論は簡潔に明確に!
強みを書く!
強みのない人間はいない!自己分析を通して自分を見つめ、特徴をポジティブに変換して書いてみよう!
具体的な数字を入れる!
面接官にエピソードをイメージしてもらうためには、数字の具体例があるとGOOD!
また、「オンライン会社説明会などを大学の空き教室で受けている人を見かけたりしますが、集中して聞くには個室のスペースがおすすめ」と、これから就活を始める後輩へのアドバイスもありました!
発表後には、3年生との質疑応答が行われ、積極的に質問する学生が多くいました。

▲質疑応答の様子
授業終了後に学生から提出されたコメントには、次のような内容がありました(一部抜粋)!
- 特に印象に残ったのは「準備量も大事だが、最終的には行く企業をしっかり絞ることが重要」という点でした。就活は情報を集めれば集めるほど迷いや不安も増えますが、自分がどんな環境で働きたいのか、どんな価値観を大切にしたいのかを早めに決めることで、企業選びがぐっと楽になると感じました。また、3人とも「たくさん受けるより、自分が本当に行きたい会社を深く調べた方が後悔しない」と話しており、その姿勢が内定につながったのだと納得しました。就活は量より質で、闇雲に数を受けるのではなく、自分の軸に合う企業を丁寧に見極めることが大切だと気づきました。
- 就活は一人ひとりまったく違う道のりがあるのだと強く実感しました。成功した話だけでなく、悩んだことや失敗した経験まで率直に話してくれたおかげで、自分だけが不安を抱えているわけではないと気づき、少し肩の力が抜けました。また、その人が試行錯誤を重ねながら自分に合う企業を探し続けている姿勢は大きな刺激であり、「焦らなくてもいいけれど、歩みは止めずに進むことが大切だ」と感じました。就活は単に内定を得ることがゴールではなく、自分の価値観や強み、そしてどんな働き方をしたいのかを見つめ直す時間でもあると気づかされました。
- 働くうえでの軸というのを三人全員が大事にしていたように思いました。やはり、軸が決まらないと働きたいところも決まらないし志望動機=軸だと感じたので、これから先の就活では軸は何で、何故それなのかを明確にし大切にしていきたいと思いました。
- 自分自身はまだ「特に気になる業界がない」という状態でしたが、先輩方の経験談を通して、企業説明会や面談を通して"相手を知り尽くす姿勢"が大切だと感じました。まずは興味が持てそうな企業に積極的に足を運び、話を聞きながら自分の軸ややりたいことを見つけていきたいと思います。また、就活は一人で抱え込まず、周囲の人に相談しながら進めていくことで不安が減り、より納得のいく選択ができるのだと気づきました。
- 特に、最初から志望業界が明確だった方と、活動の途中で方向性を変えた方の対比が印象的であった。どちらのパターンでも、「情報を集めて試行錯誤しながら判断するプロセス」が必須であり、焦らず自分の軸を作る必要性を再認識した。また、エントリーシートや面接では「完璧な答え」よりも、経験を通して得た学びや具体的な行動の方が企業に伝わるという話は非常に参考になった。就職活動は評価される場であると同時に、"自分がどの環境で成長できるか"を見極める場であるという言葉が特に心に残った。さらに、成功したように見える人でも裏には数多くの失敗や落選があり、それらをどう受け止めるかがメンタル面では重要であると分かった。これから本格的に就職活動に向かう自分にとって、大きな励みになった。
- キャリア支援課で面接対策などの就活対策をしてもらえることを知らなかったので、早期選考が始まっていく時期なので、キャリア支援課を活用して、ミスマッチのない就職活動をして行きたいと思った。
(※)経済学科の必修科目「キャリア研究」は、IからIIIまでを3年間かけて履修する仕組みになっており、この「キャリア研究IIIb」は、進路決定(就職活動やライフキャリア)に直結する授業構成となっています。
【関連記事】
経済学科 必修科目「キャリア研究2」において課題解決プロジェクト発表会が行われました![2025年10月31日]
経済学科 必修科目「キャリア研究2」において課題解決プロジェクト発表会が行われました![2024年11月11日]
経済学科 必修科目「キャリア研究II」において課題解決プロジェクト発表会が行われました![2023年12月5日]
