大学ならではの授業といえば、少人数の演習「ゼミナール( 通称:ゼミ)」。
和光大学では1年次から、各学科で特色のある少人数演習が始まり、学年が進むと、より自分のテーマを深掘りできるゼミを選びます。
先生との関わりも一層濃くなる3・4年次のゼミの1コマをご紹介!
自分の興味をどこまでも追究 角尾先生のゼミ
角尾 宣信 先生 総合文化学科
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“推し”も研究対象になるポピュラー・カルチャー分析
多くの人に愛される作品(ポピュラー・カルチャー)の研究方法を学び、自分なりの分析・解釈を考察するゼミです。特に“推し”であるアーティストや愛する作品を深く追究することは研究の醍醐味。ただし、分析では客観性が必要です。好きなことを純粋に楽しむ感情を抑え、作品と向き合うことは自分との闘いでもあります。それを乗り越えた先に、 “好き”を自分の言葉で論理的に説明し、他者の共感を呼んだり、新たな視点を与えたりする研究ができるようになります。
研究は生きもの!流行の中に学びを見つける
ポピュラー・カルチャー分析では、歴史的に大衆に支持された作品も扱われますが、学生の多くは、音楽、ドラマ、SNS、サブカルチャーなど、流行中の作品や事象を研究対象としています。「流行のアップデートは学生の方が断然早い」と指導教員の角尾先生。学生の研究テーマには時代が現れています。最近は、韓国アイドルやSNS関連がよく取り上げられています。学生と角尾先生の共同作業で、生きている文化を生きた研究として育てていくのが角尾ゼミ。好きなことを知的に掘り下げてみたい人にぴったりです。
