人間科学科

人間科学科フィールドワーク紹介

人間科学科では、実際の現場に足を運ぶフィールドワークを重視しています。
「生命系」「身体文化系」「社会学系」の3つの専門領域に関連するテーマについて、さまざまな場所に出向き、学びを深めることができます。

市民運動と自治 

担当教員:杉浦 郁子
訪問先:サンフランシスコ・ベイエリア ※状況に応じて変更します。国内になる可能性もあります。

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サンフランシスコ・ベイエリアは、異なる背景をもった人々がともに暮らしていくための知恵や実践が蓄積されてきた地域です。不都合や不公正があれば、自ら声をあげ、行動し、暮らしや社会を変えていく。そんな市民の力の痕跡が、街のそこここに刻まれています。その痕跡をたどりながら、自分の暮らす地域を自分たちで良くするための活動と、それを支える思想を学びます。

ハワイ

担当教員:挽地 康彦
訪問先:ハワイ州:オアフ島・カウアイ島 (アメリカ合衆国)

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テーマは「多島海社会/多民族社会ハワイの現在と伝統文化」です。ハワイ諸島の歴史・社会・文化をめぐる事前学習を通じて、「楽園」や理想的な多文化社会に彩られたイメージとその内実との関係、ポストコロニアルな歴史と観光産業の交錯、ハワイアン・ルネサンスの精神性とアメリカ文化の間の折衝などについて、島の風と香りを感じながら思いを巡らす旅となります。

ヨーロッパ 

担当教員:上野 俊哉
訪問先:アムステルダム(オランダ) ※状況に応じて変更します。

公共圏(public spheres)をテーマにしたフィールド授業になります。30年にわたり、毎夏をここで過ごしてきた経験(うち2年間は研究休暇で居住)をもとに、都市デザイン、広範な文化事業(アート、クラブなど)、マイノリティに開かれた社会福祉、自由・独立系メディアの展開、合法化された売春、ドラッグの寛容化(苦痛軽減)プログラム、空き家占拠運動など・・・日本の「世間」の「常識」では考えられないような施策が、どのように日常生活に根づいているかを体感しよう。(柵など絶対にない)運河わきに座って、ぼうっとしながらストリートの細部に分け入っていこう。たいせつなことは、フィールドの息吹を肌で受けとること。

地域環境

担当教員:堂前 雅史
訪問先:鶴見川源流、三浦半島の小網代海岸 、三崎臨海実験所

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自然環境のフィールドワーク授業です。都市環境を含む足もとの自然から、河川流域、海へと広げていく生物調査実習です。都市部の身近な自然環境でも、実は豊かな自然が潜んでいます。この授業の中でも学生が絶滅危惧種を発見して、保全活動に繋がった例もありました。そんな現場や野生生物の生息地を守る保全活動の現場を訪ねて、人間と野生生物の関係について考察を深めてください。

森と汀

担当教員:今福 龍太
訪問先:森:たとえば小網代の森/汀:たとえば三戸の汀

フィールドワークを、場所を移動することによる認識的な「旅」の実践と倫理学である、と広義にとらえましょう。とりわけ異邦の土地土地を「歩く」ことが人間にもたらしてきた認識の大きな飛躍は、学ぶべき知恵の泉です。「歩く」ことの歴史的系譜をたどり、歩行者としてのフィールドワーカーのありかたに焦点をあて、そこから生まれる野生の「学び」の可能性を探究してみましょう。そのための訪問地は、森(たとえば小網代の森)であり、汀(たとえば三戸の汀)です。森の散策、汀の逍遥。現実にも、比喩的にも、産業社会によって周縁化されてしまった森と汀には、隠された知恵に至る発見の契機が眠っています。

生涯学習 

担当教員:岩本 陽児

社会教育主事を志望し、「生涯学習論」を履修済みの学生を対象に、学外での自主的・自発的な学習支援活動や学習活動を積極的に現場体験してもらうために始めた授業です。学期初めに企画書を提出してもらい、学期中に現場に出て、学期末に報告会とレポート提出があります。
教員が引率する通常のフィールドワーク授業とは、授業形態が異なります。これまで、公民館の市民提案型講座を企画・実施した、学内外の市民講座を受講した、地域でゴミ拾いを続けてデータ分析をした、公民館や児童館で継続的なボランティア活動を行った、等の学生に単位を認定しました。