経済を読み解き、現代の社会情勢の中にある、
課題解決に取り組む力を磨く。

経済学科授業紹介

経済学科専門科目の一部を紹介します。

専門科目

エンターテインメント経済学

「先生の『現場』が教材です。」

担当教員:伊藤 隆治

 水族館をデザインしています!お祭りを作っています!ラジオで生番組を放送しています!ライブハウスやカーレース・バンライフも・・・。
 私はエンターテインメントをベースとした様々な「現場」を手がけています。私の授業の教材は実際に手掛けている現場なのです。ひとつの現場が完成するまでの中には様々な業種と多くの人の手が掛かっています。そんな現場の中にはどのような問題が起こるでしょうか?「エンターテインメント経済学(ゼミナール)」は実践的な活動を伴う授業になります。教室で学び、社会でも学びます。実社会体験型授業です。


開発経済学(国際経済学)

「世界で活躍する人材そだっています」

担当教員:加藤 巌

 学生達と私は、貧困に苦しむ人々の暮らしについて学んでいます。もちろん、考えるだけではありません。様々な「現場」へ出かけます。
 海外のストリートチルドレンの保護施設やスラム街での活動に取り組んだり、国内小学校で国際理解教育に協力したりしています。卒業後は国際NGOや救助機関、多国籍企業で活躍する人も増えてきました。


環境経済学

「環境問題を身近な経済現象から読み解く」

担当教員:清水 雅貴

 経済学科専門科目「環境経済学」では、海洋プラスチックや再生可能エネルギー、地球温暖化、ゴミ問題、公害、原発問題など、私たちが日々直面している環境問題や疑問について身近な経済事象を通じて読み解いていきます。
 特に「ゼミナール(環境経済学)」では、はじめに新聞記事やインターネットなどから情報収集をおこないながら環境問題の解決手段を考えていきます。基礎的な洞察力がついてきたら、参加する学生同士で自由に環境問題をテーマを設定して議論や現地調査なども進めていきます。最初は、環境経済学の知識が少なくても問題ありません。環境問題について明るく楽しく積極的に話し合える授業やゼミを目指しています。


キャリア・マネジメント

「どのような生き方をしたい?自分はどうありたい?」

担当教員:永石 尚子

 「キャリア」と聞いてどのようなイメージを持つでしょうか。
 キャリアとは、一般に仕事・就職・出世などのイメージで使われることが多い言葉ですが、働くことや学ぶこと、人と関わることなどに関わる継続的なプロセス(過程)のこと、つまり「生き方」をのものを指します。
 そして、その人生をより豊かにするたえの知恵を一般化した体系が「キャリア理論」で、そこには身近な人生のヒントが詰まっています。「キャリア・マネジメント」では様々なキャリア理論をもとに、就職や勉強、生活のことなど、「誰のものでもない自分の人生」についてどう捉えて行動するかを考えていきます。


現代経済史

「ヒト・モノ・カネの歴史を学ぼう!」

担当教員:日臺 健雄

 経済学科専門科目「現代経済史」では、イギリスに始まり世界各地に広まった産業革命をはじめとして、歴史の経済的な側面を学びます。経済史というと何だかとっつきにくいイメージがありますが、実際にはヒト・モノ・カネが過去にどのような動きをみせたのかについて、統計数値などのデータや史料の背後に見え隠れする人々の営みに想いを馳せつつ考察するという,かなり人間臭い学問です。そして、人間が過去に為した営みを学ぶことは、人間社会の未来の在り方を展望する基礎作業ともなります。
 ゼミナールでは、「経済格差の歴史」などのテーマを設定し、文献の購読だけでなくプレゼンテーションの実践やグループ・ディスカッションも行います。


現代経済理論

「日常に溢れる「当たり前」が、実は当たり前でないことを、見破りましょう!」

担当教員:坪井 美都紀

 1ドル100円が1ドル110円になりました。これは円高でしょうか。円安でしょうか。なぜ数字が10円変化したのでしょうか。日本経済にとって良いのは、円高と円安、どちらでしょうか。皆さんはニュースなどで、この「為替レート」を何気なく目にはしているはずです。しかし、それが変化する理由や、その変化が経済にもたらす影響まで考えたことは、ないと思います。私の講義では、為替レートのように「何となく知っているけれど、深く考えたことはない」ようなものについて深く考え、理解することを通し、皆さんが豊かな生活を送るための手助けを行います。私の講義で「経済学的センス」を共に磨きませんか。


憲法・法と人権

「日々ニュースで目にする憲法問題を原理的・理論的に深く掘り下げて考えます!」

担当教員:徳永 貴志

 経済学科専門科目「憲法」では、日本国憲法に規定される個別の条項だけでなく、それらの背景にある思考・原理などの学習を通じて、「立憲主義」について考えます。国会が制定する法律は憲法に違反してはならないことになっていますが、それはなぜか。また、日本国憲法は制定以来改正されていませんが、その事実はどう評価すればよいか。民主制を採用する国において、現在の国民によって民主的に組織される国会や内閣による決定よりも、半世紀以上前に制定された憲法の方が優位するのはなぜか。こうした疑問について考えます。


公共政策

「問題を発見し、解決策を考える!」

担当教員:稲田 圭祐

 公共政策とは公共問題に対する解決策です。大学で公共政策を学ぶことは、問題を発見する力、解決策を導く力、さらには解決策を評価する力の修得を目指すことでもあります。経済学科専門科目「公共政策」では、公共政策の基礎理論の他に政府制度の現実の運営について考察してきます。後半の授業では、民主党政権時に行われた「事業仕分け」を学生が主体となって模擬的に行います。また「ゼミナール(公共政策)」では、市役所の訪問などを通じて政策が作られる現場を体験的に学んでいきます。


国際関係論

「旅を通して内から外へ!外から内へ!」

担当教員:上野 隆生

 国際関係論は極めて多岐にわたる分野を含んでいます。理論研究の印象が強いかもしれませんが、イメージや文化論といった比較文化的な側面も重要な分野です。
 このゼミでは「イメージの交錯」をテーマにして、さまざまな人々が残した旅行記を素材に取り上げます。外国を訪れた日本人や日本を訪れた外国人は、それぞれどのようなイメージを懐いたのでしょうか。近代以降のかなり長い期間を対象として、対外観・対外イメージの形成を参加者とともに考えていきたいと思います。さらに参加者の関心の展開に沿って、理論的側面などを含めて国際関係論の関連分野にも視野を広げていきます。


財政学

「私たちの生活を守る方法を考えます」

担当教員:半谷 俊彦

 「財政学」は、国や地方自治体がその活動資金をどのように調達し、どのように管理しているかを学ぶ学問です。
 現在、日本政府の借金残高は1,000兆円を超えています。日本政府の毎年度の税収は50兆円程度ですから、年収の実に20倍以上の借金があることになります。どうすれば国が破たんしなくて済むのか、どうすれば私たちの生活を守ることができるのかを考えます。


資源エネルギー論

「チャレンジする姿勢があれば、新しい力を獲得する道が開けます」

担当教員:岩間 剛一

 原油価格の高騰は私たちや世界の人びとの生活にどのような影響を与えるのでしょうか。人口が10億人を超える中国やインドがアメリカや日本のようにガソリンを消費するようになったら、世界の石油需要はどのようになり、石油の燃焼によって排出される温暖化ガスによって地球はどのようになってしまうのでしょうか。
 最近の冬が世界的に暖かくなっており、アメリカやヨーロッパが夏のような気温の上昇に直面していることもそうした石油消費の膨張と無関係ではありません。そのように考えると、経済学というものは奥深く、私たちの将来に密接にかかわった面白いものであることがお分かりいただけると思います。


ファッション経済学

「ファッションを通じて経済を読み解きます」

担当教員:三浦 彰

 ファッション経済学は「ファッションと経済の関係」について勉強していきます。
 ファッション業界には「デザイン」は「販売」「ファッションショー」「流通」など多くの仕事があります。それらの仕事と経済との関係について解説していきます。また、課外活動として、ファッションアパレルブランドの展示会やファッションショー、話題のショップの見学に行くこともあります。