お知らせ
経済学科必修科目「キャリア研究」にテリー伊藤さんをお招きして特別授業が行われました!
2025年11月21日
2025年11月18日(火)の経済学科必修科目「キャリア研究IIIb(※)」(合田菜実子先生担当)に、テリー伊藤さんをお招きして、特別授業が行われました!
テリー伊藤さんは、演出家、テレビプロデューサーやタレント、執筆活動など幅広く活躍されているほか、現在は東京国際大学で特命教授として教鞭をとられています。
テリーさんには、昨年度も同様に「キャリア研究」において特別授業を行っていただきましたが、ご縁あって今年度も実施していただけることになりました!
当日は、授業を履修している学生のほか、学生・教職員などが参加し、皆熱心に耳を傾けました。


▲授業中の様子 多数の学生、教職員が受講しました!
授業は、「嫌悪感を持つものに可能性がある」「自分と他人を同じ土俵に上げない」「49:51で未来に期待する」「感性がすべて」など、終始テリーさんらしい熱のこもった語り口で、学生と対話をしながら進行されました。
終盤には質疑応答が行われ、「芸能界の昔と今の変化は?」「テリーさんが今20代だったら就きたい職業は?」「これまでで一番つらかったことは?」など多岐にわたる内容にお答えいただき、盛り上がりました!
後半の質疑応答の司会進行、ファシリテーターは、経済学科・永石ゼミ(ホスピタリティ論)の3年生ら、有志の学生4名が務めてくれました。
▲授業後の集合写真
授業終了後に学生から提出されたコメントには、次のような内容がありました!
(一部抜粋してご紹介します)
・本日のお話を聞き、進路選択に対する考え方が大きく揺さぶられた。特に「なめてかかって真面目にやる」という言葉は一見矛盾しているようであるが、実際には"気負いすぎずに挑戦しつつ、やるべきところは全力でやる"という深い意味を含んでいると理解した。進路を考える時、完璧に決めようとして不安になったり、自分には無理だと早い段階で諦めてしまったりすることがある。しかし、今日の話によって、まずは軽い気持ちで一歩踏み出し、その後で真剣に努力を積み重ねていけばよいという前向きな姿勢を学んだ。また、成功している人ほど挑戦に対する柔軟さを持っていることに気づいた。環境や他人の評価にとらわれすぎず、自分が面白いと思うことに飛び込むことの大切さを強調していた点も印象に残った。今後の進路を考えるうえで、完璧な答えを探すよりも、まず動き、経験を重ねながら自分をつくっていくことが重要であると感じた。今日の話は、これからの選択に対して背中を押してくれる内容であった。
・物事を捉える視点の広げ方や、自分の中の固定観念に気づくきっかけを得られたと感じた。 テリー伊藤さんの語り口からは、既存の枠にとらわれずに発想する姿勢や、日常の中に潜む「違和感」を大切にする態度が強く伝わってきた。自分が普段見落としているものを、少し立ち止まって見直すことの重要性に気づかされた時間だった。
・テリー伊藤さんのお話で印象に残ったのは、「就活は自分を売り込む場ではあるけれど、同時に"自分がどんな人生を生きたいか"を見つめ直す時間でもある」という視点でした。単に企業に合わせて自分を作るのではなく、逆に自分がワクワクできる場所を選ぶ姿勢が大事だと感じました。また、テリーさんが語っていた「若いうちはとにかく動け、失敗してもいい」という言葉も心に残りました。
・「常識を一回疑ってみる」という姿勢は、エンタメだけでなく自分の身近な課題にも応用できそうだと感じた。また、テリーさんが強調していた"ズレ"を大切にする視点も新鮮だった。一見すると無駄に思えるような寄り道や違和感が、後になって企画の核になったり、人の心を動かすポイントになったりするという話は、自分の価値観にも刺さった。つい正解を求めて慎重になりがちだが、もう少し大胆に動いてみることも必要なのかもしれない。全体を通して、既存の枠に縛られず、自分なりの視点を持つことの大切さを強く実感できる講義だった。
・現代の学生は、安定した企業に入ることや、周囲と比較して「正しいキャリア」を選ぶことを強く意識しがちである。しかしテリーさんは、自分が心から面白いと感じる方向に一歩踏み出すことで、新しい可能性が自然と開けていくと語っていた。その言葉は、これまで"失敗しない選択"を基準に考えがちだった自分にとって、大きな気づきとなった。また、人生を動かすのは「偶然の出会い」や「小さな好奇心」であり、それを掴めるかどうかが分岐点になるという指摘も印象深い。就職活動においても、企業の知名度や条件だけで判断するのではなく、自分の内側から湧く興味や価値観を大切にすべきだと感じた。
(※)経済学科の必修科目「キャリア研究」は、IからIIIまでを3年間かけて履修する仕組みになっており、この「キャリア研究IIIb」は、進路決定(就職活動やライフキャリア)に直結する授業構成となっています。
