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総合文化学科4年・島田路美さんがタヒチアンダンスの世界大会「Heiva I Paris 2024」において優勝しました!
2024年4月30日
総合文化学科4年生の島田路美さんが、タヒチアンダンスの世界大会「Heiva I Paris (ヘイヴァ・イ・パリス)2024」において優勝しました!
▲総合文化学科4年生 島田路美さん
▲Heiva I Paris 2024 表彰状
「Heiva I Paris2024」とは、フランス・パリで開催されているタヒチアンダンスの世界大会です。
大会にはプロ部門とアマチュア部門があり、島田さんはプロ部門(ソロ)で見事優勝に輝きました。日本人初の優勝とのことです。
タヒチアンダンスは、タヒチの伝統舞踊でフラダンスの原型とされており、ゆったりとした曲調から躍動感あふれるエネルギッシュな曲調まで、幅広いスタイルがあります。
島田さんにじっくりお話を伺ってきました!
タヒチアンダンスを始めたきっかけを教えてください。
島田さん:9歳から始めました。自宅の近くにフラダンス教室があることを知り、通い始めたのがきっかけです。最初はフラダンスをやっていたのですが、その教室ではタヒチアンダンスも教えていて、ある日、タヒチアンダンスの踊りを見て「これをやってみたい!」と直感が走り、転向しました。
島田さんが思うタヒチアンダンスの魅力とは、どんなところでしょうか?
島田さん:テンポの速い踊りは、観ている人も自然と体が動いたり、顔がほころんだりすると思います。観客と一体となって楽しめるので、とても楽しいですね。
バリエーションが多いことも魅力だと思います。
性別にかかわらず、グループやデュオもありますし、曲調や踊りの幅も広いです。
激しい曲調で躍動感を全面に出すような踊りも多いのですが、フラダンスのようにゆったりとした曲調で流れるように踊るスタイルもあり、幅広い年齢の方に楽しんでいただけると思います。
衣装についても、身体のラインを出すコスチュームや、ゆったりとしたロングタイプのものなど何でもよくて、実は決まりはないんです。
自分に合ったスタイルを選べば、誰でも気軽に始められますし、エクササイズとしてもおすすめです!
世界大会の島田さんのパフォーマンスをYoutubeで観ましたが、力強い踊りもさることながら、全身を使って表現されていることに驚きました。ダンスをするうえで心掛けていることはありますか?
島田さん:なによりも、自分自身が楽しく踊ることですね。「楽しく」と言うのは、単に笑顔で、明るい表情で、というだけではないと思うんです。リラックスしてその場に身を置いていることを楽しみ、自分自身の身体で表現することを楽しむ。そんなふうに踊っていれば、かならず何か、観ている人に届くものがあると思っています。
世界大会の挑戦は、いつ頃から考えていたのでしょうか?
島田さん:9歳からレッスンをしてきて、2018年、2019年には日本大会で優勝しました。世界大会に挑戦してみたいと思っていましたが、2020年はコロナ禍のため中止に。レッスンもなくなり、戸惑っていたところ、フランス人の先生が現地からオンラインレッスンを開催することを知り、参加しました。とても優しい先生で、「いつでもおいで」と言ってくださっていました。コロナ禍を経て、今回、ようやく挑戦できたという感じです。
フランスに2ヶ月ほど滞在されたと伺いましたが、現地でのコミュニケーションはフランス語で?
島田さん:ほとんど英語でした。とは言っても、それほど英語ができるわけではないので不安でしたが、何とか伝えようとすれば、伝わることが分かりました(笑)
英語話者ではない私のためにゆっくり話してくれて、周囲の人の優しさを感じました。
英語といえば、島田さんは総合文化学科の英語学のゼミに所属されていますね。どうしてこのゼミを選んだのですか?
島田さん:私は、もともと外国語、外国の文化に興味があり、総合文化学科を志望しました。英語が得意なわけではないのですが、学びたいという気持ちがあったので、このゼミを選びました。また、これからも海外で活躍したいと思っているので、英語はやはり必須だと思っています。
タヒチアンダンスそのものは、総合文化学科での学びと直接的には関連がないと思われるかもしれませんが、好きなことを入口として、やりたいことを突き詰めることができる学科なので、自分に合っていると感じています。
今後の抱負を聞かせてください。
島田さん:今後も海外の大会に挑戦していきたいです。また、人に教えることも好きで、ダンスのワークショップなども担当することがあるのですが、多くの人にタヒチアンダンスの魅力を伝えたいと思っています。
▲振付の一部を見せてもらいました