お知らせ
2022年度の授業について
2022年4月5日
学生・父母保証人の皆様へ
和光大学
学長 半谷 俊彦
2022年度の授業について
本学では、2020年度より、4つのレベルからなる行動制限・施設使用制限コードを設け、新型コロナウイルス感染症に対応してきました。レベル1では全授業の約1割を、レベル2では約5割を、レベル3では約8割を、レベル4では全ての授業をオンラインで行うというものです。レベルは、毎日の新規感染者数、医療提供体制の逼迫度、学内の感染状況、政府や地方自治体からの要請などを総合的に考慮して決定しています。
2021年度は、第5波の最中にあった9月から1ヶ月程度をレベル3、第5波と第6波の谷間にあった11月末からの2ヶ月足らずをレベル1とし、残りはレベル2としました(但し、後期補講期間と学年末試験期間である1月下旬の9日間については、本来であればレベル2の期間でしたが、急なレベル引き上げを回避するため、レベル3としました)。
この間、ワクチン接種が社会的に進んだこと、治療薬の実用化が進んだこと、重症化を防ぐ方法や重症者を治療するための医学的知見が蓄積されてきたこと、重症化リスクが相対的に低いオミクロン株が新型コロナウイルスにおいて支配的となったことなどから、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクはこれまでより低くなりました。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は2021年11月8日に発表した「新たなレベル分類の考え方」において、「医療逼迫が⽣じない⽔準に感染を抑えることで、⽇常⽣活の制限を段階的に緩和し、教育や⽇常⽣活、社会経済活動の回復を促進すべきである」という考え方を示しています。
本学におきましては、2022年度も引き続き、行動制限・施設使用制限コードの下で授業を運営していきますが、レベルの決定においては、判断の重点を毎日の新規感染者数から医療提供体制の逼迫度に移し、毎日の新規感染者数がある程度高い水準にあっても、充分に医療が提供される体制が確保されている状況であれば、レベルを1としてほとんどの授業を対面で実施します。その際、基礎疾患を有するために重症化リスクの高い学生や、国外にいて入国することができない学生には、引き続き、一定の条件の下で、可能な限り対面授業に代えて自宅学習をすることを認めます。
課外活動(サークル・部活動など)につきましては、従来、レベル1のみにおいて制限付きで認めるという方針をとってきました。そのため、2020年度からの2年間は、残念ながらほとんど活動を認めることができませんでした。2022年度は上述のような状況の変化に鑑み、課外活動を認める期間や範囲をより広くしていきます。そのため、レベル1とレベル2をそれぞれA、Bの2段階に細分します。レベル1Aでは制限を最小限度にとどめ、レベル1B及びレベル2Aでは必要に応じた制限を行います。医療提供体制の逼迫度が非常に高くなった場合には、レベルを2Bに引き上げ、課外活動を原則禁止とします(表1参照)。
大学では、同時に対面授業を受ける学生数を教室座席数の2分の1に制限する、学生の登校が特定の曜時に偏らないよう各曜時で平均的に授業を開講する、学バスを増便して1度に乗車する人数を少なく抑える、生協食堂のテーブルにパーティションを設ける、スポーツ施設にサーキュレーターを設置する、キャンパス内の各所に消毒器と検温器を設置するなどの感染対策をとっています。学生の皆さんにおかれましても、マスクをする、手洗いや消毒をこまめに行う、人との距離を保つなど、基本的な感染対策を徹底するよう心がけて下さい。皆さんが充実した学生生活が送れるよう、力を合わせて感染を防いでいきましょう。
以上
表1:行動制限・施設使用制限コード(授業関連と課外活動のみ抜粋)
レベル (大分類) |
授業関連 | レベル (細分類) |
課外活動(サークル・部活動など) |
---|---|---|---|
1 | 全授業の9割程度を対面で、1割程度をオンラインで行う。 | 1A | 制限を最小限度に抑える。 |
1B | 必要に応じた制限を行う。 | ||
2 | 全授業の5割程度を対面で、5割程度をオンラインで行う。 | 2A | 必要に応じた制限を行う。 |
2B | 原則禁止とする。 | ||
3 | 全授業の2割程度を対面で、8割程度をオンラインで行う。 | - | 原則禁止とする。 |
4 | 全授業をオンラインで行う。 | - | 原則禁止とする。 |
< 参考 >