地域のFM放送で、番組制作

地域のFM放送で、番組制作

ACTION 3 ラジオ部

三上 歌子さん

表現学部 総合文化学科 3年(青森県・八戸東高等学校卒)

学生目線でラジオ番組をつくる

かわさきFMで毎月第2木曜日夕方から生放送している「集まれ!和光大学サンライズ!」という番組の企画・制作・パーソナリティを行うため発足したラジオ部で活動しています。もともと、経済学科の伊藤隆治先生の研究室で立ち上げられた活動です。現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、スタジオから生放送はせず、オンラインで事前に録音したものを放送しています。コンセプトは「川崎市の魅力や和光大学の魅力などさまざまな情報をお届けする番組」というものです。毎月の放送日に向けて、どのような内容にするか打ち合わせをして台本を作り、さらに良い内容にするため何度も構成を練り直し、完成した台本をもとに録音して、放送しています。

挑戦したい気持ちは制限したくない

私がラジオ部に参加しようと思ったのは、大学進学を機に一人暮らしをするようになってから、深夜ラジオを聴くようになったことがきっかけです。バカバカしい話でもまじめな話でもラジオからの声を聴いていると、癒されるような感覚になります。ラジオっていいなと思っていたところ、偶然、伊藤隆治先生の授業を受講したことでラジオ部の存在を知りました。2020年は大学ではオンライン授業が中心になり、世の中では行動が制限されました。それでも若いうちに好きなことに挑戦できないかと考え続けていました。どちらかといえば、行動を起こすことに消極的な方でしたが、ラジオ番組をつくることはそれを上回る魅力で、思い切って先生に連絡し、入部しました。私にとってはとても大きな変化で、自分に対する見方も変わった気がします。

挑戦したい気持ちは制限したくない

企画を考えることは、
大変で大変で、おもしろい。

実際にラジオの番組制作を始めて、変わったことは、人の話をよく聞くようになり、視野を広げて物事を捉えるようになったところかもしれません。毎月トークテーマを考えるのは予想以上に難しいことで、自分の引き出しだけではすぐにネタ切れしてしまいました。いろいろな知識や視点を持っていれば、それが頭の中でつながって楽しいアイデアが浮かぶのではないか? と思い、そこからニュースを見るようになったり、何気ない会話の中で企画にできそうなことを考えるくせがつきました。考え事が増えて正直大変ですが、何倍も楽しいことだと思っています。また、ラジオは適応能力も鍛えられます。台本から話がズレていっても、予定調和ではないその場の臨場感が加わり、思わぬおもしろさにつながったりします。そこに適応し、話を前に進めるスキルをもっと磨きたいと思っています。そのように、ラジオからいろいろなことを吸収したい。そして、自分なりの力をつけていきたいと思っています。

企画を考えることは、大変で大変で、おもしろい。