お知らせ
総合文化学科・遠藤朋之先生が英訳字幕を監修した映画『Vertigoー眩暈』が公開されます
2022年12月13日
本日から、総合文化学科・遠藤朋之先生が英訳字幕を監修した映画『Vertigoー眩暈』が公開されます。
遠藤先生からメッセージが届きました。
本日(12月13日)より、詩人、吉増剛造さんが盟友のアメリカの(と書いていいのかわからない、というのもメカスは、ホロコーストを逃れてリトアニアから避難してきたからだ)ドキュメンタリー映画作家、ジョナス・メカスの一周忌に際して、メカスのアトリエを訪れる映画、『Vertigoー眩暈』が公開される。
この映画のホームページによると、12月12日時点で、国際映画祭ですでに40冠、34賞、17ファイナリストだ!
眩暈 VERTIGO 公式サイト
https://www.vertigo-web.com/
このアドレスには、4篇のトレイラーがあるので、この映画の概要を知ることができる。
吉増さんを追ったドキュメンタリー映画は、これで3作目。『島の唄』、『幻をみる人』に次ぐ3作目である。
先行する2作では、エンドウは英訳字幕監修という立場での参加だったが、今回は一篇の詩の英訳のみでの参加。
しかし! ネタバレになるので詳細は書かないが、この映画では、この一篇が極めて重要な役割を果たしている。
そしてこの一篇の詩に向かって映画は収斂していく。
13日の夜の部の後のトーク・イベントには、エンドウがその詩を翻訳し、「今年の詩書5冊」の1冊としてワシントン・ポストでその詩集が紹介された城戸朱理さんがゲストとして参加、当然、エンドウもこの場に立ち会うつもりである。
また、18日のトーク・イベントには、本学、人間科学科の今福龍太先生が登場する。
今福先生は、長年にわたって吉増さんと詩的交流をしている、押しも押されぬ大思想家/大批評家、吉増さんとの共著、『アーキペラゴー群島としての世界へ』を出版なさっている。
今福先生がこの映画をどのようにご覧になったのか、そのことばをその場で聞いてみたい。
こちらも非常に楽しみである。
和光生よ、映画とは大画面で観るものだ。スマホのちんまりした画面で観るなら、映画がかわいそうだ。
そして、この吉増さんの映画をどう観たか、今福先生や城戸さんが聞かせてくれる。こんなチャンスを逃すな!
総合文化学科 遠藤朋之