お知らせ
(9/30) 総合文化学科・酒寄進一先生 翻訳『その昔、N市では カシュニッツ短編傑作選』が出版されます
2022年9月26日
総合文化学科・酒寄先生が翻訳した、マリー・ルイーゼ・カシュニッツ 著『その昔、N市では カシュニッツ短編傑作選』が2022年9月30日(金)に出版予定です。
みなさま、是非お手にとってご覧ください。
その昔、N市では カシュニッツ短編傑作選
<内容>東京創元社WEBサイトより引用
兄は船旅に出る妹を見送ったが、それは彼女が乗る予定の船ではなかった。ひと月後、妹から手紙が届く。彼女は、その船では日付も時刻も現在位置も確認できないと書いていた。手紙を読み進めるにつれ、その内容はさらに常軌を逸していき......(「船の話」)。ある日突然、部屋の中に謎の大きな鳥が現れる。"わたし"は、なぜか外にでていかない鳥の正体を突き止めようとするが......(「ロック鳥」)。旅行から帰ったら、自分が死んだとアパートの住人に触れまわった女がいたという奇妙な話を聞かされる(「六月半ばの真昼どき」)。大都会N市では、死体から蘇生させられた"灰色の者"たちが、清掃や介護などの労働を人間の代わりに行っていた。彼らに生前の記憶は一切なく、恐怖も希望も憎悪も持ち合わせていない。しかしある時、"灰色の者"たちにすさまじい変化が訪れ......(「その昔、N市では」)。
日常に忍びこむ奇妙な幻想。背筋を震わせる人間心理の闇。懸命に生きる人々の切なさ。戦後ドイツを代表する女性作家の粋を集めた、全15作の日本オリジナル傑作選!
著:マリー・ルイーゼ・カシュニッツ
訳:酒寄 進一
発行:東京創元社
価格:2,000円(税別)
ISBN 978-4-09-407089-7
【東京創元社WEBサイト 書籍紹介ページ】
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488011178