「ムーブメント教育・療法」は、アメリカの著名な知覚−運動学習理論家である、マリアンヌ・フロスティッグ博士 (Frostig.M)が、長年にわたる研究と実践を集大成し、1970年に著書を公にし、体系化を行ったものです。
日本では、NPO法人日本ムーブメント教育・療法協会 会長の小林芳文博士(和光大学・横浜国立大学名誉教授)によって、1977年に日本に初めて紹介されて以来、全国の保育園・幼稚園・ 小学校・中学校・特別支援学校などの教育機関だけでなく、重症心身障害児(者)施設、
独立行政法人国立病院機構をはじめ医療機関、地方自治体でのニューリハビリテーションとしても広く応用されています。
※【参照】NPO法人日本ムーブメント教育・療法協会HP
ムーブメント教育・療法は、対象者の自主性、自発性を尊重し、「動きたくなる環境」の中で、「からだ(動くこと)−あたま(考えること)−こころ(感じること)」の調和のとれた発達を図ります。訓練ではなく、楽しみながら体を動かすことで、運動機能、感覚機能を発達させていく方法で、音楽を使ったり、遊具を使ったり、様々な工夫が重ねられています。最近では、参加する誰もが互いを尊重し、喜びと充実感を共有できる場づくりを目指す考え方に新たな注目が集まり、さらなる広がりを見せています。
和光大学では、人間科学科のカリキュラムを中心に、「ムーブメント教育・療法」について専門的に学ぶことができます。「親子で遊ぼう!和光ムーブメント教室」では、和光大学生の参加により、ダンスやドラマの要素を活用したクリエイティブなプログラムが展開されており、地域の方々と一緒にムーブメント教育・療法の意義と具体的な方法論が研究されています。
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和光大学現代人間学部人間科学科
大橋さつき研究室