バンバン・ルディアント研究室概要

バンバン・ルディアント研究室は、インターネットビジネス、地域情報システム、開発援助、多分化交流などをテーマに研究をしています。
特に母国であるインドネシアをフィールドとした地域計画についてデーターベースを駆使した研究は、学生たちに情報分析の方法を興味深く提示するもの
です。フィールドワークとゼミ活動の一貫として、学生たちがインドネシアを巡ったことを紹介します。
日本の税金から成り立っている援助金をインドネシアできちんと利用されているかどうか学生に肌で感じるような体験をさせました。インドネシアの首都と
してジャカルタでは学生は日本の援助金から作られた魚市場を見学しました。日本のマグロの3割はこの魚市場からといわれました。このような成功例もありますが、バリ島では海岸保全の事業を見たときに学生はがっかりしました。それは大きな土木工事の事業でバリの海岸の景色を悪く
するという心配があります。政府開発援助(ODA)は基本的に貸す(円借款)と言われています。担当機関は日本国際協力機構(JICA)です。

フィールドワークでは貧しい人々を削減するという事業も説明を受け、バリ島では環境保全に役に立つマングローブ植林も見学しました。
今回のフィールドワークでは住民の家にもホームステイの体験もさせ、習慣も違い、考え方も違うというところが学生にとって刺激になりました。 世界はボーダーレスということを証明するために言葉関係なく、交流もできるという体験もさせました。そのためにマランという町では
現地の大学生と交流イベントを実施しました。バリ島でもバリ国立芸術大学生と交流し、ケチャックダンス、バロンダンスも鑑賞、 楽しいビーチバレーもしました。
その他、研究室は地理情報システムとリモートセンシングの技術を利用して、地域開発に役に立つ新しい分析手法を研究しています。地理情報システムとは地図をデジタル化します。すなわち地図をコンピュータに入力しそれに土地利用等のデータを加えるシステムのことです。あらゆる情報をコンピュータに統一するため様々な分析も可能になります。例えば、現在の森林面積は10年前に比べてどの位減るという計算も簡単にできます。ビジネスにおいては新しい店舗を展開するときに競争相手はどこに位置するかという分析もできます。身近な地理情報システムの例としてはカーナビゲーションもあります。

- 学生数:約40名
- 共同研究員:数名
- 研究協力者:数名
- 事務担当:1名(経済経営学部担当)
主な活動
国際協力現場を体験できるプログラムを多く取り入れています。学生は開発途上国(インドネシア)でホームステイをしながら国際協力事業を視察し、国際協力とは何かを肌で感じとります。当研究室では将来の国際的な人材を育成します。研究では主に防災分野における国際協力を対象としています。研究のための手法としては主に地理情報システムおよびリモートセンシングを利用します。
ゼミ活動
- 国際協力についての教養の体得
- インドネシアの農村でのホームステイ
- 国際協力事業の視察
- 現地の小学生を対象とした日本語教育、防災訓練
- マングローブ植林活動
- 地理情報システムの実習
- リモートセンシングの理解
- 英語によるコミュニケーションの実践
- バリ島および国内における合宿
研究
- 防災教育を通じての国際協力事業
- 防災分野における地理情報システム
- 防災分野におけるリモートセンシング技術
- 住民参加型防災
- インドネシアの経済と産業