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8つのキー

(1)生命の尊重

(2)非暴力

(3)助け合い

(4)傾聴

(5)地球を守る

(6)寛容と連帯

(7)男女の平等

(8)民主主義






『アタック・ナンバーハーフ』


レポーター:河原真里子

タイにてオカマのバレーボールチームがオナベの監督と共に国体に出場し、 見事に優勝してしまった実話を元に映画化された「アタック・ナンバーハーフ」。 当時(2000年)、タイ映画史上歴代2位のヒットを記録し、日本でも2001年公開。 そして続編も製作され、日本では2004年に公開されている人気映画である。ウォー ターボーイズの様に実際に起こった出来事を映画化したものだが、それとこの映画 の違う点は、「国の公式試合に出場した」という事である。

もちろん体力的にチームのメンバーは男性なみなので、(一人は性転換手術を受 けているため男なみにとはいかないとは思うが)男子の部に出場した。周りから笑 われようが、ブーイングを受けようがお構いなし。逆にオカマパワーで言い返し、 目標にむかって突き進んでいく。最初は興味本位だった観客も、次第に彼らを本気 で応援するようになる様は見ていて心が温かくなる。

オカマやオナベ、ゲイといった性に悩む人達に対しての寛容な考え方、これはタ イならではの国民性なのかもしれない。男女差別の問題という点では日本よりもず っと進んだ国なのではないだろうかと映画を見ていて、そう思わずにはいられなか った。現在もまだ沢山の国で性同一性障害とう障害を負う人々への理解不足による 差別など色々問題がある。

そんな理不尽な差別を受ける彼らだが、この映画での主人公達は、暴力など得る ものが何もない争いによって自分たちの存在を認めさせようとするのではなく、ス ポーツを通して自分たちの存在を周りの人たちに認めさせた。

今の世界に必要なものは、戦争でもなければ核武装での圧力などでもない。互い に汗を流して分かち合うことのできるスポーツなのではないか。この映画はそう私 たちに気付かせてくれる素晴らしい作品である。

仲間割れや、恋愛問題、色々な問題に直面しつつもバレーボールという団体競技 を軸に展開していく青春スポコンストーリーは目が離せない。思わず自分も観客の 一人になって彼らを応援している事だろう。

モデレーターのコメント
日本では同性愛の問題が非道徳的という理由で避ける傾向がありますが、映画とし てその問題を取り上げ、それを積極的に評価するという姿勢は大切です。

ピースキー
(2)非暴力 (8)民主主義

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