教員

伊藤 武彦(いとう たけひこ)
伊藤 武彦
(いとう たけひこ Ito Takehiko)

経歴

・専攻:教育心理学、平和心理学
・最終学歴:東北大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士後期課程修了・学位…教育学博士(東北大学)

最近の教育活動

1985年4月、和光大学人文学部人間関学科に専任講師として着任、2007年4月、学部学科改組により現代人間学部人間発達学科教授を経て、現在に至る。和光大学大学院社会文化総合研究科発達・教育臨床論コース教授を併任。

主な担当科目は、学部では平和心理学演習、平和心理学A(平和心理学概論)、平和心理学B(紛争転換ワークショップ)、教職教育心理学、大学院では教育心理学および特論である。ほかに、心理学の研究法に関する授業(心理学基礎実験)を分担し、心理学AB(概論)、発達心理学、プロゼミがある。フィールドワークを中心とする実践研究abでは、6月に北海道浦河、10月には沖縄平和学習旅行を行なっている。

最近の研究活動

現在の関心領域は、平和研究、コミュニティ支援研究、患者の語り研究、ミックス法の技法開発、テキストマイニング技法の応用、などである。論文欄を見てもらえば分かるように、基本的な研究のスタイルは共同研究である。平和研究では、紛争解決の方法としてのトランセンド法を研究し平和心理学Bの授業やパイデイア講座でその基礎を教えている。平和心理学の構想が継続課題である。コミュニティ支援では、学校でのプログラム評価法としてのMEASURE法の翻訳と検討、地域でのマイノリティに対する偏見低減を展望した研究を大学生を対象に行なってきた。患者の語りのプロジェクトは昨年より出発し、現在、精神病患者と癌患者について共同研究を推進中である。ミックス法の技法としてはHITY法というPAC分析を応用した方法が開発途上である。テキストマイニングは、近年ソフト開発の発展にともなって実用化されてきた研究法であり、語りという質的な資料をデータマイニングによる量的分析により視覚化する技法として、平和研究と患者の語り研究への適用を模索している。

国際学術交流

2008年にリスボンの2nd International Conference on Community Psychologyにおいて、Schizophrenia prejudice prevention education by video watchingを発表するなど、毎年国際学会で研究発表を行なっている。

学外活動

日本心理学会、日本教育心理学会、心理科学研究会、トランセンド研究会、マクロ・カウンセリング研究会、PAC分析学会、日本応用心理学会、日本心理臨床学会、American Psychological Association、日本発達心理学会、日本行動計量学会、日本精神保健看護学会、日本看護科学学会などに所属している。

最近の著作・論文(及び作品)

著作

◎伊藤武彦 2009 「第8章 紛争研究」 君島東彦(編) 『平和学を学ぶ人のために』 京都:世界思想社  pp173-188

◎内藤哲雄・井上孝代・伊藤武彦・岸 太一(編集) 『PAC分析研究・実践集1』 ナカニシヤ出版

◎伊藤武彦 (2007) コンサルテーション 日本応用心理学会編 『応用心理学事典』 丸善 pp. 222-223

◎伊藤武彦 (2007). エンパワーメント評価: コミュニティのための参加型評価. 井上孝代 (編). 『マクロ・カウンセリング実践シリーズ5 エンパワーメントのカウンセリング』 (pp. 245-262). 川島書店

論文

○井上孝代・伊藤武彦 2009 高校のステークホルダーがかかえるコンフリクトの構造−レパートリーグリッド法とHITY法による個人別態度構造分析− 心理学紀要(明治学院大学), 19, 21-33.

○北風菜穂子・伊藤武彦・井上孝代 2009 レイプ神話受容と被害者ー加害者の関係によるレイプの責任判断に関する研究 応用心理学研究, 34, 56-57.

○城丸瑞恵 伊藤武彦 下田美保子 仲松知子 宮坂真紗規 堤千鶴子 久保田まり 2008 腹部の手術を受ける患者のコーピングに関する実態調査 -手術前後のコーピング方略の構造的把握を目指して- 昭和医学会雑誌, 68(6), 334-344.

○伊藤武彦・芳澤宏樹・井上孝代 2008 PAC分析を応用したHITY法による個人別態度構造分析:父母間の子育て観を比較したHITY法II類を中心に マクロ・カウンセリング研究, 7, 8-11

○松上伸丈・伊藤武彦 バイオ燃料をめぐる言説について:ネット上の記述を対象にしたテキストマイニング分析 マクロ・カウンセリング研究, 7, 22-29.

○小平朋江・伊藤武彦 2008 精神障害の闘病記:多様な物語りの意義 マクロ・カウンセリング研究, 7, 48-63.

○城丸瑞恵・伊藤武彦・下田美保子・久保田まり・山口知子・宮坂真紗規・ 堤千鶴子 2008 腹部の手術を受ける患者の手術前後の構造 昭和医学会雑誌, 68(5), 435-443. 

○井上孝代・伊藤武彦 2008 PAC分析の活用の意義と課題 心理学紀要(明治学院大学), 18, 47-56.

○飯田敏晴・伊藤武彦・井上孝代 2008 日本の大学生におけるHIV感染者・AIDS患者に対する偏見と知識:中国との比較 応用心理学研究, 33(2),142-143.

○杉田明宏・伊藤武彦 2008 日本における平和心理学の発展:心理科学研究会平和心理学部会20年の活動を焦点に 心理科学, 28(2), 42-55.

○伊藤武彦 2008 コミュニティ支援のために:全校参加型学校支援のMEASURE法と教育モジュールの効楽安近短モデルの検討を中心に 和光大学現代人間学部紀要, 1, 73-87.

○Ito, T. 2008 Masato Tanaka: A developmental psychologist for social justice. The Journal of Engaged Pedagogy, 7(1), 65-72.

○伊藤武彦 2008 社会正義につくした発達心理学者 田中昌人 関係性の教育学, 7(1), 154-161.

○城丸瑞恵・下田美保子・久保田まり・山口知子・宮坂真紗規・ 堤千鶴子・伊藤武彦 2007 腹部の手術を受ける患者の手術前後の不安と具体的な心配の構造 昭和医学会雑誌, 67(5), 435-443. 

○小平朋江・伊藤武彦・松上伸丈・佐々木 彩2007 テキストマイニングによるビデオ教材の分析:精神障害者への偏見低減教育のアカウンタビリティ向上をめざして マクロ・カウンセリング研究, 6, 16-31.

○小平朋江・伊藤武彦 2006 精神障害者の偏見と差別とスティグマの克服 マクロ・カウンセリング研究, 5, 62-73.

○伊藤武彦 2006 社会正義と人々のエンパワーメントのためのRESPECTFULカウンセリング--ダニエルズ&ダンドレア「社会問題に立ち向かうカウンセリング」講演報告 東西南北 2006,187〜193.

○伊藤武彦 2006 解説:ポール・デュケット グローバル化された暴力とコミュニティ心理学:アフガニスタンとイラクの戦争をめぐって コミュニティ心理学研究, 9(2), 134-135.

○伊藤武彦 2005 第2次世界大戦後の日本とアジアの和解の課題 人間関係学部紀要 (10) (分冊2),43〜53.

○伊藤武彦 2004 紛争とテロという現実のなかへ--武装紛争解決のための心理学 (現実に立ち向かう心理学) 現代のエスプリ (449),149〜157

翻訳(共訳)

○Stone, C. B., & Dahir, 2007 『スクールカウンセリングの新しいパラダイム: MEASURE法による全校参加型支援』 風間書房

○ Lewis, J. A. Lewis, M, D., Daniels, J. A., & D'Andrea, M. J. 2006 『コミュニティカウンセリング:福祉・教育・医療のための新しいパラダイム』 ブレーン出版 

ウェブサイト

ホームページ:伊藤武彦研究室


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