コースの特色
現代はグローバリゼーションによる画一化が進む一方、多様な集団や地域の社会的・文化的自立と共生が追求されています。本コースでは、「弱者・マイノリティー」「環境」「ユーラシア」を軸に、現代的課題に対して、社会、人文、自然の各科学にまたがる学際的な視点で研究をすすめます。多角的で幅広い視点を身につけ、社会的課題に応えられる人材の育成をめざします。
現代の社会・文化をとりまく諸問題の複雑さ、多様さに対応するため、3つの科目群からアプローチをします。
弱者・マイノリティー論
さまざまな事情から「弱者」として位置づけられた人々の立場に立って、民族、階層、ジェンダー等の切り口から、現代の社会と文化の諸相を分析し、改革の方向を探る。
環境文化論
人間社会の生活圏における環境の問題を、自然、人文、社会の各科学の視点を総合させながら考える。
ユーラシア文化研究
ユーラシアは多様な世界文化を生み出してきた一方、絶えざる衝突の歴史をもつ。そのような多様な問題系をはらんだユーラシアを見つめ、問いなおす。
履修モデル
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履修モデルA
「少数民族」や「民族問題」を切り口とする現代社会文化論研究
民族関係論、国際人権論、格差社会論、福祉社会論、ジェンダー関係論、弱者・マイノリティー特論、生態文化論、環境運動論、エコツーリズム論、北・東アジアの比較民族文化論、 ほか -
履修モデルB
環境の問題をテーマとした現代社会文化論研究
情報環境論、都市景観論、環境思想論、エコツーリズム論、環境運動論1・2、生態文化論、環境学特論 ほか -
履修モデルC
アジアの歴史と現在をテーマとした現代社会文化論研究
民族関係論、格差社会論、情報環境論、南アジアの宗教と文化、北・東アジアの比較民族文化論、東西文化交渉史、ほか
修了後の進路
福祉・ジェンダー・国際交流・環境問題等に関する公的機関やNPO・NGOのほか、学校や生涯学習関連教育職、メディア関係 など