学部・大学院

総合文化学科

総合文化学科 わたしの学び方

大久保 遥さん

神奈川県・大和東高等学校 卒

日本の古典は、想像以上に豊かで、おもしろい

古典の追究と教職課程を両立する


2020年度大学案内 総合文化学科 私の学び方 大久保さん 画像 私が大学に進学した理由は2つあります。1つは日本の古典を学ぶことです。興味の入り口になったのは高校時代に読んだ『伊勢物語』の「筒井筒」。男性の浮気が当たり前の古典の中で、この作品は男女の純愛を描いた異色作です。古典の奥深さを感じ、より掘り下げて学ぼうと思いました。もう1つの理由は国語科教員の資格を取ることです。私は年下の親戚と接するうちに、自分の中に子どもに何かしてあげたいという気持ちがあることに気づいていました。それで古典への興味と組み合わせて教員をめざそうと思ったのです。正直、大学で勉強することには少し不安がありました。総合文化は価値観や事物に対する視点の多様性を認めてくれる学科で、先生と学生、学生と学生がお互いの考えをぶつけ合っています。好きなものを好き!といえる環境は私に自信を持たせてくれました。


日本人の恋愛観はどう変わってきたか?


 1年次から古典の授業を多く履修する中で、津田博幸先生と出会いました。先生の授業はちょっとコミカルでした。例えば、『源氏物語』の光源氏と葵上の関係を倦怠期の夫婦にたとえ、さらに現代の若者言葉に言い換えて解説するのです。想像も共感もしやすいので書かれていることの意味がよりクリアになりました。津田先生にはゼミでもお世話になっています。私のテーマは“日本の古代における婚姻観と恋愛観”です。現代と比較しながら、主に正妻の問題について考えています。平安貴族の男が愛人を持つことは社会的に認められていたのに、女性たちは嫉妬の炎を燃やします。ときには相手を呪い殺してしまうほどです。それほどまでの嫉妬とは何なのか?私たちが感じる嫉妬とはまた別物なのではないか?卒業論文に向け、さまざまな作品にあたり、日本人の婚姻観・恋愛観を探ろうと思っています。



2020年度大学案内 総合文化学科 私の学び方 大久保さん 計画表12020年度大学案内 総合文化学科 私の学び方 大久保さん 計画表2


学びを通じ「哲学する生活者」に
なりましょう!

「古代の文化と言語表現」 指導教員:津田 博幸先生

2020年度大学案内 総合文化学科 私の学び方 津田先生 画像 日本の古代の言語・文学・文化についてよりよく理解することをめざすゼミです。大切にしているのは、学問レベルの思考力を養うこと。そうすれば、古典に限らず、アニメや特撮映画でも批評の対象として捉えられ、単に鑑賞するだけではなく、より深い意味を引き出せるからです。私がゼミ生や学生に望むことは、大学生活を通じ「哲学する生活者」になること。これに尽きます。大学で教えられること、教えるべきことはこれだけだと思っています。


磯貝 航平さん

神奈川県・保土ケ谷高等学校 卒

人にも、学問にも、壁をつくらずに学んでいます

どんなことでも学問になるんだ


2020年度大学案内 総合文化学科 私の学び方 磯貝さん 画像 僕は雑食であることをテーマにしています。学問でも人間関係でも壁をつくらず、興味に正直に学び、どんどん吸収したいからです。授業もピンときたと思ったものはどんどん履修しました。とくにひかれたのは「オムニバス総合文化」。ゼミでお世話になっている長尾先生に出会ったのもこの授業です。路上観察学という、趣味なのか、学問なのかわからない学問でしたが、その独特の視点や方法論が僕にとっては発見でした。その後1年間大学を休学し、アメリカ・サンディエゴへ留学しました。最初は英語の理解も発信もできず、最悪の状態でした。そのとき助けてくれたが同室のスイス人。彼をきっかけに外国にはいろいろな考え方があることや日常のささいなことでも会話のネタになることに気づき、その後の留学生活がスムーズになりました。この留学で得た友だちは僕の財産です。


これからのミュージアムの可能性とは?


 留学期間にもう1つ、大きな発見がありました。それはミュージアムというテーマです。サンディエゴのバルボアパークにはたくさんのミュージアムがありました。「からだのしくみ博物館」に足を運んで単語を覚えたりするうちに、ミュージアムそのものに興味を持ったのです。帰国後、友人とキャンピングカーを仕立て、2人で国内のミュージアムを回りました。展覧会の構成、建築や空間づくり、美術館ごとの違いを知るほどに興味は膨らみ、復学してからは学芸員資格の取得をめざし、勉強しています。ゼミでの研究テーマは「文化施設の教育普及活動について」というもの。実習に出かけた世田谷美術館が市民とともに取り組む活動に興味を覚えたのがきっかけです。この研究を通じ、社会におけるミュージアムの存在意義やその可能性を追究したいと思っています。



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文化の現場を感じながら
学びます

「文化編成のダイナミクス」 指導教員:長尾 洋子先生

2020年度大学案内 総合文化学科 私の学び方 長尾先生 画像 ゼミのテーマはミュージアム。博物館や美術館、文書館、図書館などを「知のメディア」、「文化の現場」として捉え、これからの社会や文化についてビジョンを持てるようになることをめざしています。ゼミでは学生同士のディスカッションを重視しています。学外の方をお招きする「M-CAFE」というイベントを開催し、社会とのつながりを肌で感じながら学べるように工夫しています。学びを通じ、文化の担い手、価値創造の主体としての意識を培ってほしいと考えています。


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