和光大学 現代社会学科

学科の様子をお伝えします

本学科教員のコメントが東京新聞に掲載されました

3月26日付東京新聞「こちら特報部」の「安倍政権『女性活用』の矛盾」の記事で、現代社会学科教員の竹信三恵子氏のコメントが掲載されました。竹信氏が新たに書き下ろした解説文とともに、紙面を掲載いたします。

アベノミクスの「女性が輝く社会」は本当?    竹信三恵子

アベノミクスについては、学生の間でも肯定的な評価と疑問とが交錯しているようです。マスメディアでは、肯定的な評価が圧倒的に多いようですが、論理的に考えていくと、見過ごしにできない負の側面も少なくありません。

まず、アベノミクスはなぜ景気の回復をもたらすのか、考えてみたことがありますか?

アベノミクスは、第1弾として、量的緩和という大幅な貨幣の供給で円安や物価高をもたらし、円安で輸出を増やし、物価高でデフレからの脱出を目指すと表明しています。加えて第2弾で公共事業にお金を大量に使い、この二つで、社会にカンフル剤を与えようというのです。

こうして社会を一時的に活性化させ、その間に産業構造の転換を行うのが第3弾といわれています。産業構造の転換とは、製造業に男性が従事し、家族を扶養するというこれまでのパターンが、グローバル化による国際競争の激化でもたなくなっている現状を転換することです。そのためには、新しい産業の創出や、女性も活躍しやすい仕組み(「女性が輝く社会」)が必要になるわけです。この第3弾こそが長期的な経済回復の本命なのですが、いま目立つのは1、2弾だけで、3弾にはほとんど手をつけられていないというのが、アベノミクスに対する国際社会の不安のタネになっています。1、2弾だけでは財政赤字が膨らんで、遠からず国の経済破綻を招くことがありうるからです。

 

特に、3弾の中の「女性が輝く仕組み」には、両立が可能な労働時間の短縮や、性別や非正規労働者であることを理由にした賃金差別の解消、保育や介護サービスの充実が不可欠ですが、そのために、予算の投入や法整備は本気で行われているでしょうか。むしろ逆行する政策が行われている部分も多くないでしょうか。

 

そんな疑問をぶつけたのが、この東京新聞の記事です。

 

政府の政策を批判さえすればいい、というものではありません。でも、スローガンと実際の政策の違いをしっかり見極めていくことは、社会を見るために不可欠です。新聞記事や読書、大学での授業を通じて、しっかりした政策評価ができるたくましい社会人力を身につけていきましょう。

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(記事の掲載については許諾を得ています)

杉浦郁子(和光大学 現代社会学科)

【杉浦ゼミ2013 その7】 追いコン(3/27)

3年生が企画してくれた4年生追い出しコンパが、今年度最後のゼミ活動でした。

3年生から4年生へ花束とメッセージカードのプレゼント。

いつも通り楽しく飲み食いするだけと思っていたので、

うれしいサプライズでしたね!

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私にも4年生からお花と寄せ書きのサプライズが。

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ありがとう。

杉浦郁子(和光大学 現代社会学科)

2013年度 卒業証書交付(3/20)

 

3月20日(木)に、卒業証書の交付がおこなわれました。

 

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▲学部長よりお祝いの言葉。いきなりの天然ボケで笑いをとり、会場を和ませます。

 

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▲卒業証書が、学科長から一人ひとりに手渡されます。
 4年間よく頑張りました。卒業おめでとう!

 

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▲交付終了後、祝賀パーティでの歓談の様子です。

 

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▲あちこちで、記念写真を撮る光景が見られました。

  

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 ▲こちらは夜。U学科の複数のゼミが合同で打ち上げ。とても和やかな雰囲気です。

 明け方まで騒いでいた昨年度や一昨年度の先輩たちと比べると、終電できちんと帰るあたり、この学年の真面目さが出てたかもしれません。

 

皆さんと過ごした4年間は、とても楽しい時間でした。

卒業してからも、元気でがんばってください。

 

米田幸弘(和光大学 現代社会学科)

 

入学前教育のスクーリングが行われました(3/8)

 

3月8日(土)に入学前教育のスクーリングが行われました。
AO入試と推薦入試に合格した、入学予定者の方が対象です。

 

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まずは、全員の自己紹介がありました。

続いて、教員より、大学に入ってからの心構えや、入学後のスケジュール、フィールドワーク科目等についての説明がありました。

  

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休憩のあとは、教員1人+学生数人のグループに分かれました。
あらかじめ出ていた課題の解説を教員がおこない、それを踏まえて議論をおこないました。

 

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とても充実した時間になったと思います。 

4月から一緒にがんばっていきましょう。

 

米田幸弘(和光大学 現代社会学科)

 

 

3月3日のNHKラジオ第1で、「家事労働ハラスメント」が取り上げられます

 

 3月3日(月)のNHKラジオ第1朝8:33からの「すっぴん」という番組で、

拙著「家事労働ハラスメント~生きづらさの根にあるもの」(岩波新書、

2013年)が取り上げられます。私たちの働き方の過酷化の根に、

育児や介護など「人の生を支える家事という労働」の蔑視があることを

指摘した本です。2月4日にはこの出版を記念し、新宿・紀伊国屋サザン

シアターで、社会学者の上野千鶴子さんとトークも行いました。

雪の中、和光大生が何人も「応援」に来てくれて、とても心強かったです。

 

 このように、私たち教員は、授業と学外とを結ぶさまざまな活動もしています。

 

 たとえば、昨年6月には荻上チキさんがパーソナリティーをつとめる

TBSラジオ番組に出演し、「日本の女性管理職はなぜ少ない?」をテーマに

お話ししました。和光に来る前の新聞記者時代、日本の女性の意思決定への

参加度が国際的に極端に低いことに疑問を持ち、これを『女性を活用する国、

しない国』(岩波ブックレット、2010年)という本にまとめましたが、以後、

こうした日本の実情は国際機関でも問題視され、アベノミクスの成長戦略で

「女性の活躍」が柱として取り上げられたからです。和光の「グローバル社会学」の

授業では、この「女性活用小国ニッポン」の不思議について取り上げてきました。

また、先週号(2月24日号)の週刊誌『AERA』では、「首相の“お友達”は女の敵~

これで女性支援できる?」という記事にもコメントを寄せています。

 

 昨年6月にはテレビ東京「週刊ニュース新書」で、「『働くのが怖い…』ブラック

企業が就活にも影響?」がテーマになり、コメンテーターとして出演しました。

こうしたブラック企業問題も、「現代社会と労働AB」の授業で講義しています。

 

 12月には、共同代表を引き受けてきた東日本大震災女性支援ネットワークが

平塚らいてう賞をいただき、日本女子大での授賞式に出席しました

(写真前列右端)。災害支援や防災に、女性やケアが必要とされる人々、

生活弱者と呼ばれる人々の視点を反映させるための手引き本づくりや

実態調査などを行ってきた団体です。こうした災害問題は、U学科が主催した

シンポジウムでも取り上げました。

 

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 和光には、のびやかで素敵な学生が多いです。でも、学内にこもりがちな

印象があるのが残念です。授業と学外をつなぐ多様な催しにもっと参加し、

さまざまな人々とのネットワークを作ってみることは、一生の仕事探しにも

役立ちます。来年度の授業では、そんな学外とみなさんとの連携づくりへ、

もっと努力していきたいと思います。まず手始めに、3日のラジオを聞いて

みませんか。

 

竹信 三恵子(和光大学 現代社会学科)

「学生企画 現代社会学科 卒論発表会」が開催されました(2/21)

 

221日(金)に、卒論発表会が開催されました。

4年生たちが企画して実現したもので、現代社会学科では初の試みです。

 

とても和やかな雰囲気のなか、笑いあり、白熱した議論ありと、とても充実した5時間となりました。

貧困層やマイノリティの抱える問題、ジェンダー問題、「排除型社会」の生きづらさ、承認格差などなど、テーマは多岐にわたりながらも、互いに問題意識が重なる部分があり、学科の持ち味がよく出ていたと思います。

 

※ 卒論の発表タイトルは、前回のブログエントリーで紹介されていますので、そちらをご覧ください。

 

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▲ 学生主体の企画なので、もちろん司会も学生がやっているのです。さすが4年生ともなると頼もしいです。

 

 

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学生主体ということで、最初はやや発言を遠慮ぎみだった教員たちも、発表内容の面白さに触発されて、だんだんとヒートアップ。質問・コメントに熱が入ります

 

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 ▲ 学生も受けて立ちます。

 

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▲ こぶしを振り上げて、研究テーマについて熱弁。学生同士の議論も盛り上がりました。

 

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▲ こちらは卒論の展示スペース。今回発表できなかった学生の力作論文が閲覧できるようになっています。

 

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▲ 協力して後片付けを終え、これから打ち上げです。ここでも学生が仕切ります。

 

 

今回の卒論発表会には、他学科の先生や学生にもご参加いただき、積極的なご発言で盛り上げていただきました。

「全体をとおして聞くと、社会の「いま」がとてもよくわかる企画だった」「今どきの若者に希望が持てると感じた」等、とても好意的なご感想をいただくことができました。どうもありがとうございました。

 

そして、企画と発表を頑張った4年生の皆さん、どうもお疲れ様でした。

 

米田幸弘(和光大学 現代社会学科)

「学生企画 現代社会学科卒論発表会」のお知らせ

 

学生による自主企画として、学科の卒論発表会が開催されます。

主催者のひとり、4年生のオカザキさんから、

以下のとおり案内が届きましたので、お知らせします。

同級生がどんな卒論を書いたのかが気になる4年生、

これから卒論を書く1-3年生の皆さん、ぜひ参加してください。

 

学生企画 U学科卒論発表会

 

日程:2月21日(金)

時間:12:10~16:50

場所:J101教室

12:10~ はじまりの挨拶

12:15~ 発表者①(発表+質疑応答で最長30分)

12:45~ 発表者②

13:15~ 発表者③

13:45~ 発表者④

14:15~ 発表者⑤

14:45~ 発表者⑥

15:15~ 発表者⑦

15:45~ 発表者⑧

16:15~ 発表者⑨

16:45~ おわりの挨拶

17:20    会場施錠

 

発表タイトル

 

  1. 『汚職・腐敗の問題と経済発展の関係:ジェンダーの視点を加えての分析及び考察』
  2. 『”カベ”のない社会を目指して:聴覚障害者の”カベ”の視点から』
  3. 『若者の「保守化」とは何か:和光大生の性別役割分業意識から』
  4. 『少年犯罪厳罰化の新自由主義的動向:若者の「生きづらさ」から』
  5. 『少女文化の闇と社会』
  6. 『死刑と無宗教:なぜ日本人は死刑を是とするのか』
  7. 『関東で増加するカープファンとその社会的背景:カープファンと巨人ファンのインタビューから考える』
  8. 『個人化社会と承認:承認がもたらす心理的影響の男女差の実証分析及び、新たな承認関係への可能性に対する考察』   ほか

  • 発表者1人の持ち時間は、発表+質疑応答で最長30分間です。
  • 学生企画なので、飲食もOKの気軽に参加できる企画にしようと思っています。
  • 卒論発表の他に、自由に閲覧出来る卒論の展示も行います。
  • 発表は16:50を目安に終了しますが、その後も展示卒論を読めるよう30分ほど会場は開けておきます。

 

杉浦郁子(和光大学 現代社会学科)