授業風景 |  2014/05/27

今年度、現代社会学科の海外フィールドワークを担当する杉浦です。

現地調査のテーマは「サンフランシスコにおけるLGBTコミュニティの歴史と現在」。9月初旬に約10日間、世界‎的に知られるサンフランシスコのコミュニティを訪問します。‎

前期は、「性の多様性」や「サンフランシスコ/東京のLGBTコミュニティ」について、さまざまなやり方で学習していますが、4月27日(日)には、「プライドパレード」に参加するというミニフィールドワークを実施。東京のコミュニティを体感しました。‎

‎「プライドパレード」とは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー(LGBT)‎などのセクシュアル・マイノリティの存在をアピールすることを通して、多様な性や生を讃える祭典です。‎世界の主要な都市で行われているパレードで、日本でも各地で行われています。私たちが参加した「東京レインボープライド2014〜パレード&フェスタ」の詳細は、公式サイト‎(http://www.tokyorainbowpride.com/web/)をご覧ください。‎



パレードでは、カラフルに飾られた「フロート」と呼ばれる山車が参加者を先導します。代々木公園を出発し、渋谷・原宿界隈を音楽に合わせて楽しく歩きました。その様子を写真でご紹介しましょう。‎
 
▼沿道の皆さんのフレンドリーな反応がうれしいです


▼身体環境共生学科のアベさん フロートを盛り上げてくれました
 

▼無事、代々木公園に到着




続いて、参加した学生の感想の一部を紹介します(読みやすいように少し手を加えました)。‎
このパレードは主として性の多様性を訴えるものであったが、私がパレードを通していちばん強く感じたのは「自分らしくていいんだ!」ということだった。セクシュアリティも人のあり方も多様で、決まりなんかなくて、自分は自分でいいのだと思うことができた。(現代社会学科2年)‎
フロートの横に停まった車の中から親子が話しかけて手を振って応援してくれたということがあった。心が温かくなった瞬間だった。フェスタ会場では、いたるところでカップルが人目を警戒せずに幸せそうな笑顔でイベントを楽しんでいる光景が見られた。「普段は手をつなげないから」と言っている声も聞こえて、早くどんなカップルも胸をはって堂々と歩けるような社会になってほしいと思った。一方、X(全性別共用)トイレが設置されていなかったり、近くの人に「お姉さん」「お兄さん」と声をかけていたり、ゲイ向けの祭典から抜け出せていないところが見受けられたことは残念だった。(現代社会学科2年)‎
私がパレードで参加したのは、ヘイトスピーチに反対する「TOKYO NO H8」というフロートだった。フロートに乗ったラッパーが「すべてのヘイトスピーチにNOを」「差別をやめろ」とコールすると、参加者が後に続いて声をあげた。それを見て、今まで何度もヘイトスピーチデモへ抗議行動を行ってきた知人が「LGBTがテーマのイベントでも、みんなこのコールを言ってくれるんだ」と言っていたのが印象的だった。「差別は嫌だ」という思いは、多くの人が共有できるものだと改めて感じた。その当たり前の気持ちを表明すると、街の人から白い目で見られ罵声を浴びせられるヘイトデモとは正反対に、街の人が手を振り、ハイタッチをしてくれる。そしてそれは、LGBTの人権を獲得するために動いてきた、そして今も動いている多くの人々の苦悩・犠牲の上に成り立っていると考えると胸が熱くなった。(現代社会学科1年)
代々木公園内には、私が今まで触れてこなかった世界があり、何もかも新鮮だった。そこにいる人々の顔にはたくさんの笑顔があった。誰の言葉だったのか忘れてしまったが、ここに集まっている人たちのことを「同じ色をもたない虹のような存在」と称していた。(中略)‎この言葉はストンと私の心に残った。(現代社会学科2年)‎
パレードもフェスタも開放的な雰囲気のなかで行われていて、本当に楽しめました。普段会うことのないドラァグクイーンの人たちと話をすることもできました。マスコミの取材も多く来ていて、カメラの前で性別適合手術について語る人や、カミングアウトのたいへんさ、‎自分の性などについて隠さず話している人もいました。パレードを歩いているときに後ろの人たちが話しているのが聞こえてしまったのですが、「会社の人にばれたらやばいわ」と言っていました。いつもは自分を偽っているけれど、この場所だったら堂々と自分をさらけ出せるということなのかな、と思いました。だから、私も開放的ですごく楽しい雰囲気を感じたのだと思います。(現代社会学科3年)‎
パレードは普段見えないLGBTを実像として可視化する貴重なイベントである。そこへ行き、‎初めて「自分と同じ悩みを抱えた人がこんなに!」と救われた当事者も多いはず。しかし良くない一面も。お祭りのようで楽しい雰囲気のパレードだが、過度に露出した衣装で会場やパレードを歩く人がいたり、ブースでは当たり前のように性玩具が売られていたりする。‎これもパレードの面白い部分のひとつではあるのだが、世間から「性的」なイメージで見られる中で、偏見を強化してしまうのではないか。(現代社会学科3年)‎
焼きそばを食べたり、飲み物を片手にパレードに参加したり、クイズにこたえてワッフルをもらったり、ボディペイントで唇をブルーにしたり、ドラァグクイーンの人たちと写真を撮ったり。たくさんのブースに参加し、とても暑い日でしたが楽しむことができました。一緒に歩いた人やお店で働いている人、通行人ともコミュニケーションをとれたことが印象に残っています。(現代社会学科3年)‎
会場で目を引いたのは派手に着飾ったドラァグクイーンや、大胆にアレンジされたアニメキャラクターのコスプレで、とくに後者は最初に見たとき思わずギョッとした。外国人の参加者が多く不思議な感覚だったが、裏を返せばオープンにプライドに参加できる日本人があまり多くない(あるいは興味をもっている日本人が多くない)ともいえる。今年の動員数も‎15,000人と過去最多ではあるものの、曲がりなりにも先進国の首都で行われるパレードとしては比較的規模は小さめである。(現代社会学科3年)‎
パレードが気になって街中の人が足を止め、もっていたカメラや携帯電話で写真や動画を撮っていた。自分はパレードの行列の中で思い切り楽しんでいたが、多くの人が集まると、‎興味本位で多くの注目を集めることができ、結果としてたくさんの人にセクシュアル・マイノリティの存在が伝わったのではないかと思う。自分たちが思い切り楽しむことで多くの人に発信することができるこのパレードに参加できたことは、とてもいい経験になった。(総合文化学科3年)

※ジェンダーフォーラムとの共催というかたちをとることができ、学内に広く参加を呼びかけることができました。ジェンダーフォーラム経由で参加してくださった皆さん、どうもありがとうございました。‎

杉浦郁子 (和光大学 現代社会学科)‎

イベント学生の活動 |  2014/05/09

5月7日に現代社会学科の新入生交流会が開催され、ゲームを通して楽しく交流を図りました。


たとえば、下の写真は何をしているのかといいますと、
そうは見えないかもしれませんが、「ビンゴ」です。

通常のビンゴは、縦横5マス、計25のマス目に数字が書かれていますが、
このゲームでは、自己紹介をした相手の名前をマス目に入れていき、
ビンゴのカードを作るところから始めました。
無作為に引いていくのは、新入生や教員の名前が書いてある紙です。

私も参加しましたが、20名以上の新入生と自己紹介をしたことで、
名前と顔がずいぶんと一致するようになりました。
5位までの賞品も、予想外に豪華で好評でした。

▼ビンゴカードを作成中



次のゲームは、プロゼミ対抗「絵しりとり」。
下の写真は、例の定番を少し外したところがポイントです。
ちなみに「らっぱ」のあとは「パ○ツ」ではなく「パール」でした。美しい。

▼「りんご」→「ゴジラ」→「らっぱ」の絵



▼飲んだり、食べたり、しゃべったり



▼集合写真



今年は2年生の6名が実行委員として
企画から運営まですべてを仕切ってくれました。
昼休みに私の研究室でお弁当を食べながら、
30分ほどの打ち合わせをすること7回ぐらいだったでしょうか。
短期間・短時間によく練られた楽しいイベントを作ってくれました。
どうもありがとう。そのうち打ち上げをしましょう。


杉浦郁子(和光大学 現代社会学科)



イベント |  2014/05/02

現代社会学科に入学した1年生の交流会を下記の日程で開催します。
運営は2年生の先輩たちが実行委員会を作って準備しています。


     日時:2014年5月7日(水)16時20分〜18時(5限)
     場所:生協食堂

軽い食事もあります。
同級生と知り合いになる機会ですので、1年生のみなさんはぜひ参加してください。



【現代社会学科 道場親信】

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