教職員から |  2016/09/14

芝居が舞台にあがるまで
 ――あなたの知らない、劇団のリアルな裏/表

日時:2016年9月21日(水)第3時限
場所:J101
 「現代演劇論」(今年度の担当教員は田村景子)では、現在の演劇的状況/状況的演劇を遠望しつつ、今ここにいたる近代・現代演劇史を、戯曲を手がかりとして辿ります。しかし、戯曲史と演劇史はイコールでなく、舞台上の出来事だけが演劇を成り立たせているわけでもありません。
 舞台を陰で支える多くの関係者の存在、特に、劇団を経営し上演企画とスケジュールを管理し、広報を担当しつつ演劇ジャーナリズムと舞台の仲介を果たす――マルチタスクな「制作部」(劇団ごとに呼び名は違う)は、演劇の要といってよいでしょう。
 だからこそ今年度の後期1回目の講義には、演劇を学ぶ前提として、劇団民藝の制作部から稲谷善太さんをお招きします。
 もちろん劇団民藝は新劇の本流を継ぎ戦後演劇を担った大劇団ですが、2000年入団の稲谷さんはそんな歴史と伝統に裏打ちされた劇団の比較的若いメンバーです。しかも、来たる9〜10月の民藝定期公演『篦棒』のプロデューサーとして、小劇場系の若手ナンバーワンと目される中津留章仁とタッグを組み、現在の社会状況と人の心へ深く踏み込む舞台づくりの真っ最中。
 演劇に関心のあるあなた、すでに関わっているあなた、この機会に第一線で活躍中の「制作さん」の肉声を聴いてみませんか?
 きっと、あなたの知らないリアルな芝居作りがみえてくるはず。場合によっては、就職先も、かもしれない。
 受講登録者以外の聴講、とりわけ、芝居に憧れは持っているけれどリアルな演劇界はピンとこないという学生の聴講を歓迎します。



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