教職員から |  2009/09/24


本学のサバティカル研修制度を利用して、現在アメリカ合衆国ニューヨーク州にあるコーネル大学で研究を行っている経営メディア学科のバンバン・ルディアント先生(専門は地理情報システム)から、近況を知らせるEメールが届きました。
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コーネル大学が位置する町、Ithaca(イサカ)のキャッチフレーズは「Ithaca is Gorges(ゴージャス)」。記念Tシャツなどにもよくこれが書かれています。フレーズの中の「ゴージャス」には、発音から2つの意味「Gorges(峡谷)」と「Gorgeous (豪華)」が含まれているようです。
 
それはイサカには峡谷が多く存在し、その地形には滝も多く形成されているからです。強大な滝といえばナイアガラ・フォールズでしょうね。私は、イサカから車で4時間位Interstate(インターステート) 90という高速道路を通って滝を目指しました。
 
ナイアガラ・フォールズはアメリカ側(ニューヨーク州)とカナダ側があります。夏は水量が豊富で、また州立公園の中にあるため緑も豊かです。まさにマイナスイオンを浴びるために最適な観光地だと思います。
 
それを体感するために、Maid of the Mist という船で揺らせられながら2つの滝に近づきました。幅670m、高さ55mから一気に水が落ちる瞬間を見ると人間の存在が小さく感じました。
 
N_fall.JPG
 
N_fall_2.JPG
 
一方、コーネル大学では、8月27日からFall Semester(秋学期)が始まり、研究材料や指導方法を学ぶために、私自身も6つの科目を受講しています。

それは、環境評価(都市・地域開発コース)、開発論(都市・地域開発コース)、地理情報システム(植物・土壌コース)、リモートセンシング(植物・土壌コース)、東南アジア問題(歴史コース)及び起業実践(MBAコース)です。

1つの科目は、1週間に2コマの組み合わせとなっており、1コマは講義形式で、もう1コマは実験やディベートの時間です。まさに、理論と応用とを同時に学ぶことができます。これらを受講することによってたくさんのことが発見できました。

最も驚いたのは、学生達が教室で一切私語を発しない受講態度です。また、授業中の質問は基本的に自由ですが、回数は思ったより少なく、1回の授業に2、3回程度です。そして、アメリカのイメージと異なり、飲食は基本的に禁止です。
 
私自身は、アメリカ大学の厳しさも体験しました。学生達は毎回宿題を与えられ、ディベートの打ち合わせ及び事前学習等に常に追われています。私もディベートの準備のために図書館で学部・大学院の学生たちと夜の12時まで打ち合わせすることがよくありました。コーネル大学の図書館は夜中の2時まで営業し、中にあるカフェが学生たちで常に賑わっています。
 
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▲コーネル大学のキャンパスの様子
 
私は、Visiting Fellow(客員研究員)の立場を最大限に生かすため、自分の研究を進めるだけではなく、大学の授業科目を受講することやプレゼンテーションを行うことにも力を入れています。
 
9月10日には、重要なプレゼンテーションの機会である、東南アジア・プログラムのブラウン・バック・レクチャーが開かれ、そこにスピーカーとして招聘されました。
 
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▲プレゼンテーションを行うバンバン先生。
 ブラウン・バック・レクチャーにて。 
 
このブラウンバックは毎週木曜日の昼に行われ、研究者や教員、大学院の学生達が集まり、大学から提供されたランチを一緒に食べながら交流する場でもあります。人のネットワークからまた新しいアイディアが生まれるという発想のようです。
 
新学期になって最初のレクチャーとなったこの日の出席者は30人ぐらいで、主にコーネル大学の先生方でした。『想像の共同体』の本で有名なベネディクト・アンダーソン名誉教授も出席し、助言もして頂きました。
 
アンダーソン先生は夏・秋はイサカにいますが、冬になると東南アジアで生活しているそうです。やはりイサカの冬は怖い? これから私もはじめての冬を体験します。
 
★この情報は、経営メディア学科のバンバン・ルディアント先生から寄せられました。
 
★バンバン先生のコーネル大学便り バックナンバーはこちら。
 http://www.wako.ac.jp/blog/index_univ/1350.html
 

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