教職員から |  2009/03/17


総合文化学科の酒寄進一先生(専門はドイツ文化、児童文学)翻訳のクルト・ヘルト作『赤毛のゾラ』が、3月18日に長崎出版より刊行されます。
 
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クロアチアの港町を舞台に、孤児の少年少女たちが大人相手に騒動を繰り広げる痛快な長編児童文学です。昨年ドイツで映画化されました。
 
公式サイトはこちら http://rote-zora.universal-pictures.de/
 
作者は1933年にナチに迫害されてスイスに逃れた亡命作家、本名クルト・クレーバー(1897~1959)。書かれたのは第2次世界大戦まっただ中の1941年。ところがこの作品には戦争の影が一切ありません。作者は偽名を使い、ナチに洗脳されていくドイツの少年少女に向けて平和の大切さを訴えた、究極の平和文学といえます。
 
作者の没後50周年を記念しての翻訳出版です。1955年に書かれたクルト・ヘルトのもうひとつの傑作、1943年のイタリア戦線を放浪する戦争孤児の冒険物語『ジュゼッペとマリア』も近々初邦訳する予定です。
 
クルト・ヘルト作『赤毛のゾラ』上
長崎出版 2009年3月18日、301ページ、1680円 ISBN-4860953029

クルト・ヘルト作『赤毛のゾラ』下
長崎出版 2009年3月18日、397ページ、1890円 ISBN-4860953037
 
ぜひ、手にとってみてください。
 
★この情報は、総合文化学科の酒寄進一先生から寄せられました。
 

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