黒柳徹子『窓ぎわのトットちゃん』をラオスの子どもヘ
和光大学総合文化研究所「アジアの教育―研究と交流」チームは、1997年3月にラオスの高等教育、特に教員養成について調査するため、ラオスを訪問しました。この訪問を機会として、チームはラオスの教育事情に関心をもち、いくらかの協力もしてきました。このたび、黒柳徹子著『窓ぎわのトットちゃん』がラオス語訳され、本学非常勤講師チャンタソンさんの手でラオスの子どもたちに配られることになり、チーム代表の石原が解説を書くなどのお手伝いをしました。この機会に学生のアジアへの関心を深めるために、学内でささやかな募金活動をすることにしました。以下はそのために作成した学生向けチラシの文章です。教員・職員からも寄金があり、大学構成員全体の「本を贈る」活動になっています。
募金箱は和光大学内G棟入り口に10月12日から25日まで午前10時から午後4時の間、おいてあります。ご協力いただければ幸いです。(1999.10)
黒柳徹子『窓ぎわのトットちゃん』をラオスの子どもヘ
『窓ぎわのトットちゃん』は、第二次大戦中に東京にあった小さな新教育の小学校での体験を描いて、人間や教育について深く考えさせる、ベストセラーです。こんど、この本がラオス語に訳されて、本学非常勤講師チャンタソンさんたちの手で、ラオスの幼、小、中、高校や図書館に贈られることになりました。
ラオスは東南アジアの、貧しいけれど自然も住む人もおだやかでやさしい国です。そこの子どもたちにこの本をあげるお手伝いを、あなたもしませんか? ラオスには本屋がほとんどなく、年間の出版点数は日本の約1/1000で、本はすごく貴重なのです。この本はラオスで作ったので、円高もあって、一冊300円ぐらいでできるそうです。
あなたがもし300円をこの箱に入れると、あなたからの一冊がラオスのある子どもに届きます。その子の顔が、うれしさで輝くでしょう。
300円から1000円くらい入れたら、箱のとなりにおいてある論文のコピー(本学総合文化研究所の年報『東西南北』に昨年載せたもの)を持っていってください。訳本の表紙付きだから、記念にもなりますね。
アジアの子との見えない糸が、あなたの人生も豊かにしてくれますように。

1999年10月
和光大学総合文化研究所「アジアの教育―研究と交流」チーム
(代表 人間関係学部 石原静子)
黒柳徹子著 ドゥアンドゥアン・ブンヤヴォン訳 ラオス語版『窓ぎわのトットちゃん』表紙(ビエンチャン、1999.9)
石原静子著「アジアに羽ばたけトットちゃん―現代子ども労働の一考察」
『東西南北1998 和光大学総合文化研究所年報』102-114頁
ラオス訪問調査報告書(1997)
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