学科長挨拶
総合文化学科新入生のみなさんへ
入学おめでとうございます。まずは、今日この場(4月7日新入生オリエンテーション)に集えたことを喜びたいと思います。
みなさんのなかには被災地から来ている人、親しい方が被災した人もいることでしょう。また、直接被災との関わりはなくても、これから私たちの日常生活や社会全体がどうなるのか、不安に感じる人が多いのではないでしょうか。その不安を希望にかえる力を、総合文化学科の学びを通して培っていけるのかどうか、今、学問、教育の力が問われているのだと思います。
震災以降、テレビなどのメディアから多くの情報が流れてきます。物資が足りない、流通がうまくいかない、などの悲痛な声とともに、一冊の本が生きる糧となること、また、地域のお祭りや運動会などを運営する組織が災害時に力を発揮していることなど、まさに文化の力を感じさせる報道もありました。
和光大学公式HPの表現学部総合文化学科をクリックして「総合文化学科の特色」を見ると、「人と人をつなぐ文化のにない手になろう」というメッセージが目に飛びこんできます。つながる人は、今皆さんのすぐ隣にいる人かもしれないし、時空を隔てたところの人かもしれません。古典を通した過去との対話や、外国語を学ぶことでつながる海外の人たちとの交流からも、新しい世界を創る力が涌いてきます。そのための学びの場が総合文化学科です。4年後、みなさんが、さまざまな職業につきながら、日常生活の中で文化の担い手となる人間力をつけて卒業できるよう、教員として支援するとともに、新しい社会を創るみなさんの力に期待しています。
総合文化学科長 加藤三由紀