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2008年度入学登録

4月5日、新入生の登録式が行われました。そのドキュメントと新入生へのメッセージです。

4月5日、和光大学の登録式が行われた。和光では、いわゆる「入学式」を「登録式」と呼ぶ。学生が自分の名前を自らの手で書き、それをもって学籍登録とするからだ。この、自ら登録した手書きの書類は、和光大学に永久保存される。「手書きの」というところが、和光の特色だ。学生は、自らの意志で、和光大学生となる。

当日は、曇り。
日本の入学式に付き物の満開の桜や桜吹雪は、今年はなかった。葉桜も過ぎたような桜が、新入生を迎えたことになる。今年は桜の見ごろが短かったせいもあるだろう。しかし、入学式に桜が咲いている、というのは、日本文化圏に育った人間に刷り込まれたステレオタイプでしかない。思い返してみよう、この「総合文化学科」の名に当てられた英訳を。
“Transculture Department”。直訳するならば、「文化横断学科」だ。桜が咲いている入学式なんて、日本の文化コードにあるだけ。様々な文化を横断していこうとする学生が集まり、そこで学ぼうとするのであれば、「桜の見ごろが入学式に重ならなくって残念だ・・・」などという感想は、漏れるはずもない。


本校の吹奏楽サークルの演奏

深沢眞二学部長の「あいさつ」登録式の様子

登録式の様子

さて、登録式。本校の吹奏楽サークルの演奏で始まった式。学生や保護者の方々が、続々と集まってくる。事務方も誘導で忙しい。10時40分から学長や学部長などのあいさつが始まる。「新入生は、神妙な面持ちで、あいさつに聞き入っていた・・・」など書いてから、あいさつの要約をする、というのが、フツーの大学のホームページの記事。総合文化学科からは、深沢眞二学部長があいさつをした。内容には、あえて触れないでおこう。大学とは、学生が主体であるべきなのだから。

登録式の登録の場面。上野先生や天野先生、佐野先生、松枝先生などが見守るなか、新入生が自分の名前を手書きで登録する。この、手書きで登録する、ということが、他大学にはない和光独自のシステムであること、この意味を新入生にはわかってもらいたい。そして、和光を目指している未来の和光生にも知ってもらいたいことだ。

和光の精神

"No Support, No Control" 。『支援もなければ、管理もしない。』これが和光。学校が学生に対しておせっかいなど焼かぬ代わりに、(そのネガである)学生に押し付ける管理もない。学生の自学自立の精神を信頼し、学生の行動の責任は学生自身が取る、ということだ(この言葉は、学生のサークルや学祭などの自治活動に対する和光のスタンスを表す言葉として使われてきた)。


誘導で大忙し!

登録は自分でサイン。ちょっと緊張?

保護者の方から一言いただいた。「和光には、儀礼的なものはないはずではないのか?」

そう、そんな儀礼などないようにしたい。和光は儀礼を学ぶ場ではなく、ものを学ぶ場なのだから。そういった目標に向かって、和光の教員、そして学生たちは邁進する、そういった学校にしていきたい。

「登録式」は、そういった和光当初の精神を、教員、そして新入生にも思い起こさせてくれる場だ。
生まれて初めて、自分の手で、自分の名前を、公式文書に記すのだから。

文・写真:遠藤 朋之

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