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教員ブログ

平安貴族の装束を体験

2011年9月18日

 夏休みの終わりにゼミの皆さんと恒例の京都フィールドワークに行ってきました。私のゼミは日本古代の文学や文化について卒業論文を書く学生さんたちの集まりです。ゼミの時間の一部を使って『源氏物語』を読んでもいます。それで毎年、京都や奈良を訪れて、『源氏物語』の舞台や古代文化の故地を実地に知る勉強をしています。 

 今回はそのフィールドワークの中で行なった平安装束体験の様子をご紹介します。訪ねたのは、ほぼ毎年お世話になっている平安装束体験所です。もともと伝統装束作りを家業とするお宅で、体験所は福呂一栄さんという方が運営されています。福呂さんは、冷泉家(れいぜいけ)に由来する装束作りの技術と、山科流(やましなりゅう)と呼ばれる着付の流派(高倉流と並ぶ二大流派の一つ)の作法と技(わざ)を伝承・研究されています。それで、本格的に作られた装束を昔ながらの作法で着付けしてもらえるのです。

 今回は総勢6人が実際に着装し、他のメンバーはそれを見学しました。いつもそうなのですが、福呂さんが愛と情熱を注いだ装束の美と、鮮やかな着付けの技にみんな歓声を挙げつつ魅了されました。

まず男性の衣冠束帯の着付け。着付ける人は座ったまま、主人の顔を見ず、話はしないのが作法。

 

小袿(こうちき)姿。お姫様のくつろいだ服装。

 

細長(ほそなが)姿。四つに割れた裾を長く引く。『源氏物語』「玉鬘」で光源氏が紫の上に贈る服です。

 

6人全員の着付けが完成。後列左の3人がいわゆる十二単衣(裳唐衣〈もからぎぬ〉。女房姿)。

 

最後に全員で記念撮影。楽しく濃密な勉強のひとときでした。(^_^)

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