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教員ブログ

教育実習報告会

2011年8月1日

 大学はすでに補講期間、前期末試験が終了。今週が集中講義期間で間もなく夏休みに入ります。その補講期間に教育実習報告会を行いました。

 今年の教育実習を終えた人たち(主に四年生)が、同期の実習仲間と来年の教育実習を目指す三年生たちに、自分の実習について報告します。正規授業の一環で、今年はこれが最後の実習関連授業になります。私は国語の教育法と教育実習を担当しているので、参加したのはほぼ全員国語教師志望者(二教科以上の免許を目指す人も含む)。三、四年生合わせて30人ほどです。

 報告会の第一の目的は、実習生たちが、自分の体験を言葉で表現して、客観化し、自己批評すること。第二の目的は三年生が先輩たちの貴重な体験談を聞き、自分の実習に備えることです。そこで、たとえば以下のような観点から話してもらいます。

 (1)自分の授業をどのように工夫し、生徒さんたちの反応、指導の先生の評価はどうだったか。

 (2)生徒さんたちとの関係はきちんと築けたか。

 (3)三週間、それぞれの実習校の「教員」の一人として責任を果たせたか、「同僚」の先生たちと良い関係を築けたか。

 (4)「教師」という仕事を、実習を終えた今、どう思うか。

 実習生たちの個々の報告内容についてはここに詳しくは書けませんが、まぁ、たとえば自分の実力不足に苦悩したり、生徒さんたちからのサプライズ・プレゼントに嬉しさのあまり号泣したりと、それぞれがこれまでの人生で経験したことのないような、深く、しかもどこまでも固有の体験をしてくれたようでした。

 正直申して、私は毎年一抹の不安は抱えつつ実習生たちを送り出します。実習校の先生・生徒さんたちにご迷惑にならないよう、ちゃんとやってくれるだろうか、と。もちろん国語科教育法で一年間鍛え上げて、「この人なら大丈夫」と選んだ人たちですが、なにしろ完璧なプロではありません。そういう意味では、実習生を送り出すことは常に「賭け」なのです。

 しかし、これも毎年感じることですが、実習から帰って来ると、みんな顔つきと言葉が変わります。キリッとした大人の顔になり、本当の意味での「自分の言葉」で話せるようになります。本来は「大人の教師」として臨まねばならない実習なのですが、実習自体が「学生」を「大人」にしてくれるという面があることは、やはり否めません。そのことをわかっていて送り出すので、「賭け」の要素は消えないのです。

 そのような実習生たちを受け入れてくださり、成長させてくださった実習校の先生方、下手な授業につき合ってくださった生徒さんたちには、ただただ感謝するのみです。

 報告会後、三、四年生合同で懇談会兼打上を行いました。実習生たちは重圧から解放され、実習の思い出話に花が咲きました。写真は最後まで残っていたメンバーで記念の一枚。

               

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