開会の辞

水上健造

◎共同研究機構委員長

 皆さんこんにちは。共同研究機構委員会の主催による第三回のシンポジウムを開かせていただきます。

 大変お忙しい中を、杉山学長先生はじめ教員、職員そして学生の皆さんにたくさんご出席を賜わり、このシンポジウムを盛り上げていただきましたことに厚く御礼申し上げます。

 共同研究機構は、ただいま杉山学長先生がおっしやいましたように、一九九二年四月に発足いたしました。この研究機構は学部学科の枠を越え、教員が横断的に共同研究を行なっていることはもちろんですが、全学的な研究の立場から、ときには大学構成員である職員、学生の皆さんの参加をお願いし、共同して相互に刺激し合い、補い合って、和光大学の研究を活性化させていくようにしよう、そして、「研究の和光」の伝統を生かしつつ新しい文化の創造に向けて大学づくりを続けていこうという高い理想を実現するために設立された組織でございます。ところで、この共同研究機構も、近いうちに和光大学総合文化研究所に進展することになっております。

 学長の杉山先生が共同研究機構の初代の委員長であられました。先生は共同研究機構の発足からまさにその礎を築かれました。その後、学長になられましたので、この職を私が引き受けておりますが、発足以来、この根本精神は一貫して変っておりません。

 共同研究機構として各研究プロジェクトに共同研究機構の研究発表集会への発表のお願いなどがありますが、それとは別に機構委員会主催のシンポジウムを企画し、開催してまいりました。第三回目のシンポジウムを開くに当たって、これまでの歴史を簡単に見ることにいたしましょう。

 第一回目は、杉山委員長のもとに九二年秋に″文化としての言葉―あなたと私の世界―〟のテーマで行なわれました。参加者一○○名を越えるという盛況で、六時間にも及ぶ熱心な討論が行なわれたのでございました。

 ところで、あなたと私の言葉をたどって、その背後にあるものに迫りたいという、言葉と文化の問題は第二回目にも引き継がれて、″あなたと私の世界―個人と集団―〟のテーマで行なわれました。それは熱気のある討論が行なわれましたが、その中に参加学生からのものも多くあったことは私どもにとってうれしい記憶がございます。

 さて、第三回目は二度にわたるシンポジウムの線に沿いながら、″世界のなかの「わたし」と「われわれ」〟のテーマを掲げてございます。どうかひとつ実りあるシンポジウムにしていただきたいと存じます。

 本日お集りくださった大勢の皆様方、そして、このようにシンポジウムを盛り立ててくださいましたパネラーの、人間関係学科の澁谷利夫先生、文学科のロバート・リケット先生、芸術学科の中村忠男先生、経済学科の山田久先生、経営学科の岡本喜裕先生の方々、それから、司会の松枝到先生、松永巌先生の方々を、ここにご紹介申し上げ、感謝の意を表します。

 どうかひとつ、活発なシンポジウムになりますようお祈りいたしまして、開会の挨拶に代えさせていただきます。