シンポジウム◎食料関連産業と環境―アジアと日本

開会のあいさつ

 

岡本喜裕 ・和光大学総合文化研究所所長/経済学部教授

 皆様こんにちは。本日は和光大学総合文化研究所の公開シンポジウムにご参加いただきまして、まことにありがとうございます。

 毎年この時期に、総合文化研究所では公開シンポジウムを行なっております。これは、学内外に向けまして、和光大学総合文化研究所の研究活動の一端をご披露すると同時に、この研究成果についてのご批判をいただく場として活用させていただいております。

 本日は「食料関連産業と環境」がタイトルですが、このシンポジウムを担当するのは、総合文化研究所の中の「地域環境研究グループ」であります。このチームは環境問題に関して研究を続けておりますが、今年、日本私立学校振興・共済事業団から補助金を受けるようになった関係もあり、本日のシンポジウムを引き受けたわけであります。

 このチームのメンバーには、今日の司会である三浦郷子教授、そして、本日三番目に報告します小林弘明助教授、それから私も含まれております。そのほかに本学名誉教授や非常勤講師の先生方も参加して、常々報告会などを行なっています。これから後の進行についてよろしくお願いしたいと思います。

 次に研究所の研究活動について少しお話をさせていただきたいと思います。本年度、この研究所では、アジア・地域研究系、表象・文化研究系、教育・生活研究系という三つの系のもとに一四の研究プロジェクトチームを設け、それぞれ研究を続けております。そして、それぞれの研究成果は、総合文化研究所の機関誌であります年報『東西南北』に毎年掲載し、学内外から評価を受けることにしております。

 お手元に二〇〇二年度の『東西南北』をお持ちいただいている方がおられると思いますが、その内容は、和光大学総合文化研究所のホームページ(http://www. wako.ac.jp)にも掲載されておりまして、一九九五年にこの研究所が創立してからの成果はすべてこのホームページで見られるようになっておりますので、ぜひご活用いただきたいと思います。

 さて、本日の本題でありますが、まず最初に、タイ国カセサート大学からおみえいただきましたブンジット先生に「タイにおける食料関連産業と環境―東北地域の土壌劣化問題を中心に」という題でご報告をいただきます。そして、二番目には、独立行政法人国際農林水産業研究センターの主任研究官であらせられます銭小平先生に、「中国の農村の発展と環境」という題でご報告をいただき、三番目に、「貿易と環境―木材とエビの事例を中心に」というテーマで、本学経済学部の小林弘明助教授が報告いたします。

 お三方のご報告が終わりました後、会場にご参加いただきました皆様からご質問や、あるいは感想・ご意見をいただきまして、三名の報告者と討論をしていただきたいと思います。この討論は本日のシンポジウムの柱のひとつになるわけでございますから、どうかフロアの皆様方に活発なご質問やご意見、討論をしていただきたいと思います。

 そして、このシンポジウムが実りあるものになりますよう、どうか最後までご協力いただきますことをお願いいたしまして、簡単ではございますが、ご挨拶にかえさせていただきます。