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特集2 多様化の進むモンゴル世界 ◎アジア研究交流フォーラム・編


 二〇〇一年一一月二四日秋のモンゴル祭り「ナーダム・イン・和光」が開催された。ナーダムとは、モンゴル民族の夏祭りの名称で、多様化が進むモンゴル世界の中において、その文化の共通性を表わすものである。
 ナーダムのシンポジウムでは、モンゴル相撲ブフの報告から始まった。ブフは伝統的スポーツ芸能にして、モンゴル国、中国、ロシアなどの国境をまたいで暮らすモンゴル人社会の動向をはかる指標でもある。中国内モンゴルでは、かつての広大な草原が漢民族の入植などによって激しく変貌しつつある。
 第二では、その結果として現れた農耕モンゴル人社会におけるモンゴル人としてのアイデンティティやその苦悩が報告された。
 最後の問題提起は、モンゴル高原からかけはんれた中国雲南省に暮らすモンゴル兵士の末裔の主張を通して、モンゴル民族の多様な実態を追究する。


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