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シンポジウム◎東西文化交流と比較神話

開会のあいさつ

岡本喜裕・和光大学総合文化研究所所長/経済学部教授

 本日は、和光大学総合文化研究所の公開シンポジウムにご参加いただきまして、ありがとうございます。
 毎年この時期になりますと、研究所最大のイベントである公開シンポジウムが行なわれるわけでございますが、本年もこの時期に開催することができましたことを大変うれしく思っております。それでは本題に入ります前に、総合文化研究所のことにつきまして、若干お話をさせていただきたいと思います。
 現在、この研究所では、アジア地域研究系、表象文化研究系、教育生活研究系という、三つの研究系の分野に一四のプロジェクトチームを設けておりまして、それぞれがそれぞれの立場から熱心に研究に取り組んでおります。
 そして、これらのプロジェクトチームの研究成果は毎年、年報誌『東西南北』に公表し、さらに同じ内容のものを研究所のホームページにも掲載しております。ホームページに載せますと、いくつかのご批判やご意見やご感想などをEメールを通じてちょうだいしますが、それらの方々にはできるだけご返事をするようにいたしております。ホームページには、これまでの長年にわたる研究成果を掲げておりますので、機会をみて、ぜひ和光大学総合文化研究所のホームページをクリックしていただきたいと思います。
 さて、本日のシンポジウムでございますが、これまで研究所の研究活動に大変熱心にかかわっていただいております表現学部長の前田耕作先生、司会をやっていただいておりますイメージ文化学科長の松枝到先生、そして、表現学部教授の松村一男先生、このお三方のご協力を得まして、開催することができましたことを大変うれしく思っております。
 本日のテーマは、「東西文化交流と比較神話」と題しまして、ゲストに学習院大学の吉田敦彦先生と立命館大学の鶴岡真弓先生をお迎えし、吉田先生には「日本神話と比較神話」、鶴岡先生には「ユーラシア美術交流――ケルトから視る」という題でお話しいただきます。さらに、本学の松村先生には、「比較神話と文化史」というテーマでお話をいただきます。
 私の専攻は経済・経営の分野でございまして、神話とか神とか宗教といったものには縁遠いわけでございますが、今日のアフガンの状況などを見るにつけましても、何かその底辺には神が横たわっているような気がいたすのであります。何も知らない者がこういうことを言いますと、それは間違っているとお叱りを受けるかもしれませんが、私には神が我々の文化や人間行動の動機に大きな影響を与えているような気がするわけであります。
 これから三人の先生方に問題提起をしていただきますが、最後にフロアにご参集いただきました多くの方々からご質問やご意見をいただき、さらに討論に加わっていただきまして、このシンポジウムが実りあるものになることを願うものでございます。
 本日はこのように多くの方々がご参加下さいましたことに感謝申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。


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