歴史の悲歌が聞こえる―〈戦前〉としての今日―

歴史の悲歌が聞こえる―〈戦前〉としての今日―

219頁 未來社 2007.3刊

目次

    はじめに............杉本紀子

     ポップスに聴く今日の声............植村 洋
     ポスト〈9/11〉の不安/連鎖する暴力/核の恐怖/小さい神/滅びの物語/黒い森/世の中どうなっちゃった/「愛はどこに」/権力を宿すメディア

     「ヨーロッパの平和」の挫折と成就―ロマン・ロランとシユテフアン・ツヴアイクの出会いの意味について............伊藤光彦
     ふたつの「戦前」、そしてツヴァイクとロラン/希求されたヨーロッパ/ドイツ対フランスの構図/蘇生と頽廃、そしてヨーロッパのふたつの戦後

     時代とのつきあい方―ファシズムの時代を生きた三人を読む............杉本紀子
     1 両次大戦間のヨーロッパ / 2 ファシズムと闘う――アンドレ・ジッドの場合 / 3 ファシズムに寄り添う――ピエール・ドリュ/ラ・ロシェルの場合 / 4 ファシズムと向き合う――ジョルジュ・バタイユの場合 / 5 改めて今日を考える

     ジョイスはデ・ヴァレラの夢を見たか―『フィネガンズ・ウェイク』と三〇年代アイルランド............吉川 信
     夢の書のデ・ヴァレラ/アイルランドと第二次大戦/発禁時代の出版物/アイルランド語復興政策/デ・ヴァレラは悪魔か?/ジョイスとナショナリズム

     アメリカン・モダニズムと文化の多様性―ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの『アメリカ人気質』を中心に............余田真也
     1 両大戦間期の今日性 / 2 アメリカン・モダニズムと人種主義 / 3 ウィリアムズのアメリカ論 / 4 越境する想像力 / 5 ウィリアムズの今日性

     近代を鳥瞰する「敗者」の眼―李箱のモダニズムと日本............崔真碩
     一 朝鮮のモダニスト、李箱 / 二 「敗者」の思想 / 三 近代の鳥瞰図 / 四 李箱とこの時代

     グローバルファシズムの言語戦略............小森陽一
     2005.9.11の総選挙と「沈黙の螺旋」/「沈黙の螺旋」を作り出す[宣伝]と[統制]/ナチズム批判のもう一つのアプローチ/祭祀的政治/言語以前の世界へ退行させられる人間/言葉のすり替えによる世論操作/質疑応答
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