南西アジア研究会

2000年度第一回例会のお知らせ

 研究会発足以来、北インド(マトゥラー)、西インド(グジャラート)でのフィールドワークを展開してきた本会の、今年度最初の例会は、南インド研究留学から帰国した袋井由布子さんの報告から始めます。教員・学生を問わず積極的な御参加をお待ちしています。

インド、ヒンドゥー教寺院における舞踊表現
両性具有の踊り子像考察

 南インドに林立するヒンドゥー教寺院、そこには様々な舞踊彫刻がみられる。踊るシヴァ神の姿はブロンズ像でも広く知られるものであり、舞踊・演劇のインド古典書『ナーティヤ・シャーストラ』に分析される舞踊の動き「カラナ」の彫刻が寺院の壁面に並べられることもある。南インドに残る数多くの舞踊彫刻の中で異彩を放つのは、顔にヒゲをたくわえながら、豊かな胸をたずさえる両性具有の踊り子像である。この「奇異」な踊り子像の意味そして意義を、ヒンドゥー教寺院という空間、インド神話世界を通し考察していく。

両性具有の踊り子像(アイラーヴァテシュヴァラ寺院、12世紀)

お問い合わせは イメージ文化学科資料室 : 松枝 到・村山和之まで