多摩丘陵地域のフィールドワーク研究会 ご案内


日時 98年11月27日(金)  17時00分~19時00分
場所 和光大学梅根記念図書館・4階会議室

日本の近代化と多摩丘陵地域
 講師 奥 須磨子さん(本学非常勤講師)

 小田急町田駅前に、日本の近代化を導いた「絹の道」の道標が建っています。
 町田は、絹の集散地・八王子と横浜をつなぐシルクロードの中間に位置していました。
 八王子から多摩丘陵の最初の尾根を越える峠に同じく「絹の道」の道標があります。そこから谷戸を下ると鑓水の集落があります。鑓水の浜街道に沿って、絹の大商人の屋敷がならんでいました。最大の豪商・八木家の屋敷が復元され、八王子市立の資料館になっています。この[絹の道]は通商の通路であるとともに、横浜の洋風文化をいち早く内陸に引き入れた道でもありました。NHKのテレビドラマ「徳川慶喜」の字幕にある家並みに似た、原町田を写した写真が、横浜の開港資料館に残されています。
 日本の近代化は、生糸のモノカルチュアの国として始まりました。そしてこの多摩丘陵一帯は、養蚕地帯となりました。
 それが、昭和恐慌と戦争によって衰微し、化繊の登場で、今では、町田での養蚕農家は4軒しかない状況になっています。岡上でも、養蚕が盛んで、大きな構えの屋敷は、蚕室を兼ねていたからです。
 日本の近代史をご専門とされる奥さんに、多摩丘陵地域の近代化をどのように捉えたらよいか、その視点を示していただく講義をお願いします。
 ご関心をお持ちのかたのご参加をお願いいたします。

和光大学・多摩丘陵地域研究会 世話人 福島 達夫