多摩丘陵地域のフィールドワーク研究会 ご案内


日時 98年10月23日(金)  17時00分~19時00分
場所 和光大学図書館3階  第3共同研究室

◆テーマ 昭和初期の鶴川の農民と文化運動
 講師 浪江  虔さん

講師ご病気のため、急遽中止となりました。悪しからずご了承ください。

 浪江虔さんは、1910(明治43)年生まれです。眼がいくらか不自由のようですが、お元気で、いまでは語り部としての役をはたしたいとおっしゃって、この研究会でのご報告をしていただくことになりました。
 昭和恐慌期に、東京帝国大学で音楽美学を学ぶために入学されたのですが、当時純農村だった鶴川村に入って、農民運動に参加されました。そして一年で大学を退学、嵐の時代に鍛えられながら、35(昭和10)年に、農村図書館開設を志し、39(昭和14)年に鶴川村民になられました。
 以来、ずっと鶴川で、農村の文化運動・図書館づくり一筋に努めてこられました。
 社会教育・図書館運動では、たいへん高名な方ですが、この研究会では、浪江(当時は板谷)さんが、農村運動で入られた頃の、鶴川のむらについて話していただく予定です。小作運動があり、また農村の自力更生運動がすすめられていました。
 さらに戦後には、鶴川村会議員に選ばれ、農地改革を具体的にみてこられた経験もお持ちです。
 浪江さんの『図書館運動五十年』(日本図書館協会 81年8月刊)は、ご自身の自分史になっています。1940年に鶴川につくられた南多摩農村図書館後援会設立発起人には、城戸幡太郎、留岡清男の名前が並んでいます。米寿になられた浪江さんから、いろいろとお聞きしたいことがあろうかと思います。多くの方のご参加を期待しています。

和光大学・多摩丘陵地域研究会 世話人 福島 達夫