和光大学総合文化研究所主催
ダボリン・ブルダノビッチ氏&大塚敦子氏合同公開講演会
緑を通じた平和構築
―ボスニアのコミュニティ・ガーデンから学ぶコミュニティ再生

とき:2006年8月22日(火)2:00 開場 2:30 開演
ところ:A棟第2会議室

 戦後11年目を迎えたボスニア・へルツェゴビナでは、戦前のような多民族が混じりあって暮らすコミュニティが消滅してしまったが、ブルダノビッチ氏が主宰するNGOであるCGAは、コミュニティ・ガーデンという緑の力を媒介に、人と人の絆を取り戻す活動をおこない、成果を上げてきた。最初はサラエボのひとつの庭だけだったのが、現在は16に増えている。日本でも、特に都市においては、人のつながりが希薄になった結果、自分と異なる価値観やライフスタイルを持つ他者への不寛容さが増している状況で、コミュニティの崩壊は大きな社会問題となっている。
 ブルダノビッチ氏は、2000年の最初の庭の立ち上げから現在に至るまで、CGAのディレクターとして、コミュニティ・ガーデン・プロジェクトの発展と推移をつぶさに見てきた。もう一人の講演者大塚敦子は、昨年サラエボに長期滞在し、このコミュニティ・ガーデン・プロジェクトを舞台とした本『平和の種をまく―ボスニアの少女エミナ』を5月に出版した。両氏の講演からは、ボスニアでも日本でも人々が平和にともに生きられるコミュニティをつくるには何が必要なのか、そのために緑はどんな役割を果たしているのかなど、平和構築やまちづくりに関心を持つ学生・院生と、緑や環境の保全に関心を持つ学生・院生の両者が、いっしょになって考えていくためのさまざまなヒントが得られるであろう。


講演者(1) Davorin Brdanovic(ダボリン・ブルダノビッチ) (Community Gardening Association of Bosnia and Herzegovina ディレクター)

講演者(2) 大塚敦子 (フォトジャーナリスト)