古典もサブカルチャーも。
多様な文化と表現を自由に学ぶ。

表現学部 総合文化学科

人類が創造してきた文化について、基礎的な知識を学び、深く掘り下げ、日常生活に実践的に生かす力をつけます。多様な領域から、自らの問いやテーマを見いだし、探究することにより、批評的な思考力と異なる文化や異なる表現に向き合う感性を育てます。

総合文化学科の特徴

  • 古典もサブカルチャーも多様な文化と表現に出会う

    5つの分野のさまざまな講義を用意しています。「世界の多様な文化」「日本の文学と文化」「英語圏の文学と文化」では、それぞれの文化圏の言語、文学作品、文化的事象を扱います。「映像・演劇・音楽」では、言語による表現の枠組みを超え、図像、映像、身体、音楽などによる表現文化を深く学びます。「神話とファンタジー」 では、世界各地の神話・伝説・物語をそれぞれの文化とともに学びます。

    古典もサブカルチャーも多様な文化と表現に出会う

  • さまざまな文化や表現を「読む」力を養う

    「表現力」をつけるには、さまざまな表現を受信する力こそが重要です。ひとつの物事を多角的に観る力、外側の音や声を聴きとる力、表現の奥底にあるものを解く力。総合文化学科では、そのような「読む」力を養い、「受信力」を養います。

    さまざまな文化や表現を「読む」力を養う

  • 「発信力」「表現力」を身につける

    文化や表現を深く学ぶには、実際に創ってみることも大切。現役映画監督の指導のもと映画を製作する授業や、舞台演出家が講師を務め、実際に芝居のワンシーンを演じてみるというような授業もあります。さまざまな表現に触れることで得られる「受信力」に根差した「発信力」「表現力」を身につけていきます。

    「発信力」「表現力」を身につける

  • 「好きなこと」を「学問」に

    総合文化学科では、自分の好きな対象について、例えばそれがアニメでも旅行であっても、研究することを推奨しています。そして、それらをどう分析すれば「学問」になるかを教員が手引きします。情報をどう集め、何をどう考えれば「学問」になるかを学べば、実社会に出たとき、どのような仕事であっても自信を持つことができるようになります。

    「好きなこと」を「学問」に

4年間の学び

  • 1年次

    文化を多角的に考える

    プロゼミでは図書・情報館の使い方、文献の読み方、発表方法、レポートの書き方など、表現の受信から発信までの基本的な力とスキルを身につけ、オムニバス「総合文化」ではさまざまな専門の学科教員たちが、それぞれ1つのテーマのもとに、多角的に講義。教員の多彩な授業内容や持ち味にふれ、幅広く横断的な学びに導きます。

  • 2年次

    自分のテーマを探す

    「作詩に挑む」「書道」「ファンタジーの作法」「地域・同時代を撮る」「劇を作る」「編集の現場」など実際に自分で表現し、制作することで技能を習得しながら文化や表現について考えます。「世界の多様な文化」「日本/英語圏の文化と文学」「神話・ファンタジー」など多彩な専門科目を学び、自分のテーマを探します。

  • 3年次

    ゼミナールでテーマを追究

    各自の学問的関心に応じて、大学の醍醐味であるゼミに所属。本格的に専門分野について学び、卒業論文・卒業制作に取り組みます。幅広い分野に興味がある場合には、複数のゼミに所属し、横断的に考えることもできます。フィールドワークにも積極的に取り組み、発見と経験から学ぶ姿勢を身につけます。

  • 4年次

    卒業論文・制作で総仕上げ

    大学の学びは、自分で問いを立て思索し表現するもの。卒業論文・卒業制作では大学での学びの総仕上げとして、学生が主体的でオリジナルな営みを行い、自立して考え表現する人になることをめざします。教員はそのインストラクターに過ぎません。講義バイキングはこのオリジナルな学びのためにあります。

学生VOICE

薄井 詩乃 さん 総合文化学科 4年(栃木県・鹿沼東高等学校 卒)

  • 薄井 詩乃 さん

    好きを見つけることが、成長のはじまりになる。

    高校時代は放送部で朗読に熱中していました。テレビドラマの脚本を書いたり、所属していたアマチュア劇団の稽古にも熱中していました。他にもアニメが大好きで、大学を選ぶ際にはそういった文学系や芸術系の講義を幅広く学べるところを調べて、この和光大学総合文化学科に決めました。1年次は分野を絞らず、もともと好きだった演劇、古語、アニメに加えて、文学やジェンダー、哲学などの講義も幅広く履修しました。その中でも特に興味が増した田村景子先生の研究分野について、さらに理解を深められる科目を2年次では選びました。一緒にアニメや漫画の話で盛り上がったり、親身になって相談に乗っていただいたり、今では田村先生は母のような存在です。好きなものと出会って、好きなだけ深掘りできるのは和光大学のいいところですね。学生同士でもよく話すのですが、それぞれに「好き」の対象が違うので、自分の知らないことにも触れられて、とても刺激になります。他学科の学生から全然知らない経済の話なんかも聞けますし、学び合いがすごいですね。受け身でいたら、もったいないと思います。

研究(卒業論文・卒業制作)テーマ例

  • ・『ハリー・ポッター』における英語進行形の意味と用法
  • ・アメコミ映画とヒーローの多様性について
  • ・T·S・エリオットを読む
  • ・村上春樹と新海誠の作家性の比較
  • ・『蟲師』人が怪異に引き付けられる理由
  • ・映画『プロメア』の世界観
  • ・ヒルコ神話の研究
  • ・ジェンダーから読み解く莫言文学
  • ・神話における蛇と竜とドラゴン
  • ・遊牧民の社会構造
  • ・平安貴族の結婚観
  • ・古代の水信仰について

取得できる資格

  • ・中学校教諭一種(国語)
  • ・高等学校教諭一種(国語)
  • ・中学校教諭一種(英語)
  • ・高等学校教諭一種(英語)
  • ・学校図書館司書教諭
  • ・図書館司書
  • ・博物館学芸員
  • ・社会教育主事(社会教育士) ※1
  • ・社会福祉主事 ※2

※1:社会教育主事課程を修了することにより「社会教育士(養成課程)」の称号を得ることができます。
※2:厚生労働大臣が指定する科目のうち3つ以上を履修して卒業した場合に取得可能です。

大学認定プログラム